第9章 きゅんしただけ【幸村】
『ねぇ〇さん、今日仕事終わりご飯でもどうかな?』
「行きたいです!」
『そう!じゃあ終わったら行こうか』
ご飯屋さんにて。
『〇さんはノンアルコールにする?ソフトドリンク?』
最初から気遣ってくれる所………素敵。
『あとー枝豆!好きだったよね頼んどくよ』
私の好きな物も覚えててくれてる。………好き
『〇さん、俺の事好きでしょ?』
「……はい。……?……え??」
『割と最初の方からすごい視線感じるなぁって思ってたんだ。』
「す、すみません。」
気づかれてないと思ってた……。
『気づかれてないと思った?俺がなにかする度に耳が赤くなってたよ』
耳かぁ。顔に出ないタイプと思ってたら耳かぁ。
『その赤くなる耳が俺も可愛いと思ってね。それに気づいてからは俺もずっと〇さんの事見てたよ』
あぁ、見られてるなんて気づきもしなかった。
『もっと〇さんの事知りたい』