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テニプリ短編集【幸村精市】

第3章 ケガの向こう側【幸村】


無事に退院して次の日から普通に学校生活を送っている。

入院してた分を取り返さなきゃ。
頭は良い方じゃないのでしっかり勉強をした。

受験生なのに数日とはいえ入院してたのは辛い。
文句を言っても仕方ない。
休みの日にも勉強しよう!


どこの学校受験するかは決まってないけどなるべくいい学校に入りたい気持ちはあった。


しばらくした土曜日に学校の図書室の解放日があった。
勉強は家じゃやる気が出ないので行ってみることに。



学校は部活をやってる生徒がいっぱいいた。
色んな部活の3年生は最後の大会が近いからみんな気合い入ってるなぁ。
部活してたら良かったかな?
とりあえず図書室行こっと。


窓際に座って読む気にならないような辞書とかを持ってきた。

ふぅー。
頑張ろ。

30分ぐらいして飽きてしまった。
結局1人じゃやる気出ないわ。

なんとなく窓から外を見るとテニス部が頑張って練習をしている。


ん?

見慣れないジャージの人達が来た。

練習試合かな?

ウチの学校も中々の強豪ではあるらしいけど相手チームはどうなんだろう。


勉強に飽きてずっとテニス部の練習試合を眺めていた。


何試合か見てたけど全然勝てないじゃん!
相手強すぎない?
てゆか、なんかすごい動きする人多すぎ。
レベルが高すぎるとテニスってこうなるんだ。
また一つ勉強になりました。


あ、次の試合始まる。







え?やばくない?
なんで数回ラリーして動けなくなってるの?
あれ?崩れ落ちた。
それでも無慈悲に打ち続けられるボール。
怪我とかではないの?
不思議なスポーツだな。細かいルールも知らないしそんなもんなのかしら?

相手の人もこっから見てわかるほどオーラが怖いもんね。
顔はイケメンなのに。




あれ…?
うーーん。見た事ある気がする。
幸村君かな?いやでもあんな雰囲気じゃないし。
えー。
気になる。

勉強の集中力も早々と切れてしまった事だし見に行く事にした。
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