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鬼滅の刃 裏 短編集

第40章 誰がため・不死川実弥


蝶屋敷で目を覚ましたはしのぶの診察を受けていた。
「さん、月の物はありますか?」
「月の物?」
そう言われると、前回の月の物がいつだったか思い出せない。元々はしっかりきていたのに、何故だろうか。
「私は医者じゃないのではっきり言えませんが、ご懐妊だと思います。」
「懐妊?、、、妊娠してる、って事ですか?」
思わずの声が大きくなる。
「えぇ、そうだと思います。産婦人科の先生に診て頂いた方が良いかと。あぁ、あと貧血の症状がありますので、鉄剤をお出ししますね。」
しのぶは何かをカルテに書き込んでいる。
「あの、しのぶさん。この事は秘密にして頂けますか?」
「わかりました。誰にも言いませんよ。お大事に。」
鉄剤の入った袋を持って診察室を出る。廊下を歩いて行くとと実弥の姿が見えた。
(妊娠してるなら、相手は師範だ。でも、そんな事言えない。)
は手を握り締めた。
「師範、お待たせしました。」
「あぁ、大丈夫かぁ?」
「大丈夫です。貧血だそうです。鉄剤が出ました。」
は鉄剤の入った袋を見せた。
「貧血か。女に多いしな。悪い病気じゃないならいい。」
実弥はくるりと玄関の方を向いた。自然とに背を向ける形になる。は唇を噛み締めた。
「帰るぞォ。」
「はいっ。帰りましょう。今日は師範が作ったご飯が食べたいです。」
「、、、今日だけだぞ。」
二人は肩を並べて、走り出した。
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