第1章 开始
「 今日もオマエの春チャンはオマエにだけゲロ甘だなァ??♡ 」
「 まァな 」
「 それに比べて夏クンは……春チャン泣いちゃうかもなァ 」
「 夏クンはクールでカッコいいンだよ春チャン。
あ〜〜〜、クソほどカッコいい彼女を持てて良かったなァ幸せだなァ♡♡ 」
「 俺の立場を奪っていきやがる俺の夏しか勝たねェ大優勝 」
「 まァうちよりかわいいワケではねェけどうちの春しか勝たん大準優勝 」
「 クソ生意気 」
「 大優勝はうちなンだろォが 」
「 やっぱり三途春千代サマが優勝 」
「 何言ってやがるNo.2野郎が 」
「 有栖川夏羽サマもNo.2だろォが 」
「 有栖川夏羽サマは三途春千代サマから認められたンだよ 」
ド派手なピンクの髪、薄緑のエメラルドみたいに綺羅綺羅輝く瞳、長い睫毛、口元の傷。
くすんだ菖蒲色のスーツ、髪色と同じネクタイに銀のネクタイピン、鈍く光る黒い革靴。
右腕の内側に入った刺青、両耳には4つの小さなリングピアス。
色が抜けた様な白の髪、紅くてルビーみたいに綺羅綺羅輝く瞳、長い睫毛、目元の傷。
鼠色のスーツ、髪色と同じネクタイに金のネクタイピン、艷やかな白の編み上げブーツ。
左腕の内側に入った刺青、両耳には4つの小さなリングピアス。
外見も中身も似て非なるうちと春は、出会ったときから2人で1つ。
今までも、これからも、最期の一瞬まで、春の隣で生きると約束した。