第1章 开始
「 ……! ……夏!! ………オイコラテメェ夏羽!!!! 」
「 んァ? ……ンだよ、春ゥ。 マイキーからなンか指示が出たのかよォ? 」
「 2人で任務だとよォ、オマエを迎えに来てやったンだぞ春チャンに感謝しろや 」
「 まだ終わってねェからちょっと待ってろ。 直ぐ終わるから、ナァ?♡♡ 」
「 …夏、オマエ今キメてンの? なンつーかオマエ、昔みてェ 」
「 や、シラフ。 …マジで何かあンの? 」
「 なンもねェって。 ただ今日も俺のヒメはオテンバムスメだなァと 」
「 …そ。 ふは、心配して来てくれたとかうちの春の柄じゃねェ〜〜 」
ニヤニヤとしながら近寄って来るのは、恋人で相棒の三途春千代( サンズハルチヨ )。
足元に転がった肉塊を靴底でぐりぐりと踏み、弄ぶ彼は【梵天】の幹部でNo.2。
因みにうちは有栖川 夏羽。
同じく【梵天】幹部でNo.2、春と居るうちに癖になったこんな口調でもちゃんと女。
周りのヤツらからは夏羽とか夏とか、部下からは夏サンとか呼ばれてる。