第2章 使命
「 風花、元気してっか? 」
「 お〜〜〜、今日のメシはすき焼きだとよ♡ 」
「 すき焼き………美味そ 」
「 風花が作るモンなら泥でも美味ぇよ 」
「 兄貴良いこと言った 」
「 だろ〜〜〜?♡ 」
「 すき焼きかァ、明日作っかなァ 」
風花のことになるとタダでさえ狂っている頭が爆発する蘭と竜胆をガン無視し、明日の献立に思いを馳せる。
因みに、頭が爆発すると言ったが、うちの春は爆発どころかもはや脳が溶けてるンじゃねェかと思うくれェベタ惚れである。
我ながら喜んでいいのか何なのかよく解ンねェ。
黙々と食べていたココとマイキーがコトリとスプーンを置いたのを見計らって、お皿とスプーンを回収する。
………マイキー、全部食ったンだな。
マイキーの口に合ったことを喜ンでいると、あの量をペロリと食い切ったココがPCを出して皆に向き直った。
「 なぁ、急だけど此処で報告…会議? して良いか? 」
「 三途と明石とモッチー居ねぇけど? 」
「 ア゛ 」
「 どうした夏? 」
「 1人来やがった 」
「 来やがったじゃねェ〜〜〜よクソ夏羽!!!!! 」
「 うるッッッさ 」
「 まソイツは良いから取り敢えず始めようぜ 」
「 九井無視すンじゃねェ!!!!! 」
到着しやがったピンク頭のイカれジャンキーことうちの彼氏をガン無視するココ。
誰がどう見てもナイス判断である。