第4章 友達って良いよね
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信長「なぁーに、継国殿がご心配なされるような事は何も無い。ワシはそういった場所で女を抱かぬ主義だでなぁ」
まゆ「だからノブはねぇ、水揚げされそうになったまゆを一日買って助けてくれようとしたんだよぉ」
まゆは「すっごく良い人なんだぁ」とつづける。縁壱は信長に対し、自分でも不思議な位の浮かぬ顔で答える
縁壱「そうか…あい分かった。その時は織田殿よろしく頼む(水揚げされそうになったのか…)」
信長「感謝する!!まゆと話しとるとワシも楽しいでよ〜。これ程気が強く、勇敢な女子をワシは見た事がないでな〜」
信長は大分砕けた口調で話すようになったが、本人曰く『畏まってもしょうがねぇがや!まっ、元々畏まるんは苦手だでよ』という事らしい
まゆは星の数を数えて「多いわwww」とか文句言ってるが、縁壱も信長も気にする様子はない。慣れとは怖いものである
縁壱「あぁ、女子ではあるが強く愛らしく勇敢な侍だ。織田殿、真に申し訳ないが、まゆを寝かせたい故こちらに」
縁壱は早くまゆと二人きりになりたいのは元より、他の男に身体を寄せているのも嫌だった
信長「あぁ、すまぬ。まゆ、ワシは帰るでよ。では継国殿ご無礼致す」
まゆ「はーい、またネェ~ッ!」
縁壱「織田殿、気を付けて帰られよ」
縁壱とまゆは信長を見送り屋敷へと入っていった。勿論、まゆは縁壱に姫抱きをされている
まゆ「縁壱お兄様好きの♡にゃはははっ」
縁壱「よっぽと楽しかったみたいだな。下弦討伐おめでとう。よくやった(あの男は織田家の…まゆは知っているのだろうか)」
縁壱は胡座でまゆを膝に乗せ、会えなかった時間を埋めるかのように優しく優しく頭を撫で抱きしめた
まゆ「ありがとう♪あのねーまゆね、ノブにねぇ〜縁壱お兄様はチョー強くて優しくて、顔も超ド級に格好良いんだって自慢しちゃった!縁壱お兄様は自慢の師範だから♪」
まゆは、とびっきりの笑顔で縁壱に絡みつく。縁壱の理性とか男の事情などは、よく分かっていない様子だ
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