第4章 友達って良いよね
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桃太は好き勝手言いながら爆笑しているが、縁壱はそれどころではなかった。正直、まゆの居る屋敷に帰りたいのだ
縁壱「お前達は泊まって疲れを癒やして帰りなさい。私は屋敷に帰る(まゆに会いたい…思いっきり褒めてやりたい)」
桃太「まゆなら大丈夫じゃないっすかぁ?既に人として何か間違った熊だしwww」
桃太は知らない。フリーランス鴉の告げ口で、後ほど綺麗な笑顔のまゆにしばかれるのを…合掌
フリーランス鴉2「カァー!縁壱、まゆハ友逹ト飲ミニ行ッタカラ今帰ッテモ屋敷ニ居ナイヨォ。縁壱ナラ此処カラダト直グ着イチャウカラー」
桃太「熊友達とか何それ怖い」
縁壱「……そうか、しかし屋敷で待ちたい。では私は行く」
縁壱はそう言うなり全速力で屋敷に帰って行った。残された者逹は藤の家紋の家に入ると桃太にまゆの詳細を聞いた
隊士1、2、3、4「「桃太、日柱様の継子についてkwsk頼む」」
皆侍とはいえ思春期男子、女子が気になって仕方がないらしい
桃太「あ?まゆの野郎はお前等が期待するような可愛い女じゃねーよ。まぁよ、日柱様の継子だけあって強えのは確かだ。性格も男くせぇし!!」
隊士3「俺達が聞いているのは顔や身長だわ!」
数人居る女隊士は皆男並みに体格の良い、そして顔も可愛いとは言い辛く、どちらかというと非モテ寄りである。因みに食堂の真希ちゃんは皆のアイドルだ
桃太「まぁ、可愛いんじゃねーの?小せえし細い。それとよぉ、まゆに手ぇ出したら日柱様を筆頭に、御影兄弟や柱達がおっかねぇぞ多分」
隊士1「可愛いのかぁ…」
隊士2「見てみたい、是非お友達になりたい!!」
隊士3「やったぁぁぁぁぁ」
隊士4「神様ありがとう!」
どうやら後半は聞いていない。否、耳が拒否したようで、其々が大はしゃぎである
一方、屋敷に帰った縁壱は…
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