第3章 運命の歯車
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まゆ「水柱様のお祖母様って良いこと言いますね♪女の幸せは嫁ぐだけじゃないですよね。好きでもない男と結婚しても幸せになれるとは思えませんから!まっ、好きだけじゃダメなんですけどね。あははは」
縁壱「もう二度と恋愛はせぬつもりか?(お前の気持ちが私に向いたなら…)」
まゆ「…この先は正直わからないです。怖いんですよ多分…別れ際に彼が言ったんです。まゆの心の一番深い場所は誰にも譲らぬ、たとえもう会えぬとしても…って」
まゆは続けた。苦しくて辛いのに酒の力を借りて…顔は笑っているのに目からは涙が溢れていた
まゆ「『男は初めてした女を忘れない』って聞いたことがあって、最後の晩に実行したんです…でも彼は私を忘れてしまった。だから忘れられないんじゃなくて、悔しさに縛られてるだけなんじゃないかなって…実際のところ私自身にもわかりませんけどね」
縁壱「まゆ…」
煉獄「時間が解決するさ」
緑野「若いな…(この子さらりと凄い事言った!?)」
天道「お前は迷わず進め、進めばわかる。しかし進む道を見誤ってくれるなよ」
金次「良い女やな、化ける女はこういう女やで!」
隼人「酔っ払い…(縁壱はまゆの相手が巌勝だとは思ってないみたいだな…)」
まゆ「だから私、日本一の女の侍になって鬼舞辻無惨を倒して、そしたら…そしたら…うーんわかんないや!すみません、こんな話を」
縁壱「私がお前を日本一にする」
縁壱はまゆをギュッと抱きしめる。まゆもまた抱きしめ返した
まゆ「にゃはっ♪縁壱お兄様…しゅきしゅき大しゅき♡」
まゆは大酔っぱらいで縁壱に絡んでいる
縁壱「っ…私もまゆが大好きだ(随分と酔っているようだな…)」
隼人「大胆だな!(巌勝と重ねていなければ良いが)」
煉獄「青春真っ盛りであるな!ハッハッハ」
緑野「お主ら人前でイチャイチャしおって、けしからん(暫く嫁さんにしてないなぁ…しかし、したらしたで「何企んでんのよ!」って殴られるよなぁ多分…)」
金次「これは何上戸なんや?」
絡み上戸発覚。隼人が言っていた「後が大変」とは、この事なのだろう
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