第3章 運命の歯車
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隼人「まゆ!(巌勝の事を話すのと酒樽ごといくとか両方の意味で)正気か!?」
縁壱「聞かせてほしい(知りたい…許されるならまゆの事を全て…)」
煉獄「おーい、ツマミないぞー」
緑野「まゆ殿、無理はせずとも良い。あっ、隠の何ていったか、あぁー槇村だ!槇村、熱燗頼む(あれっ、吉村だったか?)」
この宴会の為に派遣された隠は大忙しで、料理やら酒やらをせっせと運んでいる。因みに鳴柱・緑野が呼ぼうとした隠の名は、太い眉毛が特徴の岩尾君(25歳)である
まゆ「大丈夫です!私、彼氏が居たんです。その彼氏は跡取りを早く作らなければならず、縁談が持ち上がって私と別れて結婚したんです。彼のお嫁さんが意地悪くて、私の事を邪魔だって言ってて…ある日、その家に届け物をしに行ったらお嫁さんと仲が良さそうで…今でも想ってるのは私だけなんだなって…」
まゆは「それで家の周辺には行きたくないんです。すみません…」と付け加え、悲しそうに笑った
縁壱を始めとする他の柱達はまゆの話に耳を傾けつつ酒を呑んでいる。まゆとしては『あれっ!?話せば話す程悲しくなってきた!』と、墓穴を掘った事に気がついたらしい
縁壱「その男はまゆを捨てたのか?」
まゆ「いえ、私から別れよって言ったんですよ。だってそれが彼の為ですから。その時の私ではまだ子供を産んであげられませんでしたから身を引きました。その人は二人で逃げようって言ってくれたけど断りました。彼の将来に関わりますから…」
隼人「お前はよく頑張った…」
煉獄「家柄どうので別れるのは良くある話ではあるがな…まゆ殿は少々特殊な例だな。多分…」
金次「せやけどまゆなら引く手数多やろ〜。嫁に行こうとは思わんかったんか?」
緑野「岩柱殿それは何とも………。おぉっ、そこの太い眉毛の隠は内村か、違っwww松村だな、すまん!コレ美味いな!(思い出した、西村だ!悪い事してしまったな…)」
岩尾「勿体無いお言葉(全部間違ってる…言えないけど(p_q*)シクシク)」
頑張れ岩尾、君の明日は明るいぞ!!因みに緑野はワザとではないので、そこは分かってあげてほしい
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