第3章 運命の歯車
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ー炎柱ー
炎柱・煉獄「まゆ殿!!天道殿との試合の際は日の呼吸を見せてほしい!!それと、恋仲の男は過去に居たのだろうか?」
まゆ「日の呼吸は縁壱お兄様には到底及びませぬが頑張ります。恋仲に関してですが…えぇっと(男の人でもコイバナ好きなんだね(汗))」
隼人「辛い事なのだから言わなくて良い」
それは何かあったと言っているようなものである。まゆが巌勝と居て幸せだった事や別れさせられた時の絶望、別れた後は必死に巌勝を忘れようと我武者羅に稽古をしていた事を隼人は間近で見ている。そんな妹を守りたいと云う兄心だった
縁壱「隼人殿、まゆに何があったのですか?」
まゆ「実は恋仲がいまして…」
隼人「あ、いや…」
炎柱・煉獄「そこまで言われては気になるな」
鳴柱・緑野「まぁまぁ、無理に問わずとも良いではないか」
別に相手の名前を伏せたら隠さなくても良いのでは?と思ったまゆが話そうとしていたのに誰も聞いてくれない
まゆ「あのー?」
縁壱「まゆが御影の家に行くのを嫌がっていました。それと関係があるのでございましょうか」
隼人「俺からはちょっと言えぬ」
煉獄「腹減ったな!」
緑野「隠よ、酒が足らんぞ」
金次「俺は酒に煩いでぇ〜」
まゆは誰も話を聞いてくれない為、もう良いやと酒を煽りだした。このカオスな空間だ、誰がまゆを責められるだろうか。湯呑みで日本酒をグイグイいっている
まゆ「ん〜酒が美味しい♪」
縁壱「そう一気に呑むものではない」
煉獄「うむ、良い呑みっぷりだ!今夜はとことん飲もう」
緑野「中々だな」
隼人「酒癖は悪くないが後が大変だぞ。頑張れ縁壱」
金次「女子だとは思えんな(笑)だが、そこがまた良い」
さて、まゆは酔うとどうなるのか…
まゆ「だって、誰も私の話聞いてくんないし…呑んじゃえって思って(笑)」
縁壱「話とは?」
まゆ「家の話、 気になるんでしょ?隠さん酒樽持ってきて〜(呑んだら話せる!)」
まゆは『酔ってしまえばこちらのもの大作戦』を決行する為に、酒樽ごと抱え込む気でいる。どうやら飲むと思考がブッ飛ぶタイプらしい…
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