第3章 運命の歯車
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『あ゛ぁ?勝負ぅ?上等だ!』と思ったまゆはその勝負に乗った。どうやらお互い何かを感じたらしい
縁壱「……(止めるべきではないな…まゆは鬼殺隊で実力を示す必要がある)」
縁壱はまゆの事を考えると止めるべきではないと考えた。力を示す程に周りは実力を認め『女のくせに』『継子なのは影柱の妹だから』などとは言わないだろうと思ったからだった
縁壱「(恐らくは身体で等と無粋な考えをする者も居るだろうな…)」
実はまゆの兄達から『女故イジメが心配だ』という主旨の文が届き、朝餉後に読んでいた。だったら実力を示せば良いと考えたのだった
まゆ「勝負ぅ?上等だわ、吠え面かくなよ?(隊律違反にならないのコレ…)」
桃太郎「おぉー、それでこそ鬼殺隊隊士だぜ!!」
ハラハラしながら周りは見守っている。柱である縁壱が何も言わないのに自分達が言えるわけがなかった
浦太郎「ちょっ、先輩!まゆちゃんを傷付けないでよね〜せっかく可愛いんだからさぁ〜」
まゆ・桃太「「池に帰って雌亀とでも交尾しとれ!!」」
見事にハモるまゆと桃太郎、息はピッタリの様だ
縁壱「私が立ち合おう」
まゆ「よろしくお願い致します!」
桃太「たのんます。まぁ、負けねーけどな!」
こうして縁壱立ち合いのもと、野次馬イパーイの中でまゆvs桃太郎の試合が行われた。試合の様子を覗いてみよう!
まゆ「負けないから!( ºДº)キーッ 」
桃太「そりゃーこっちの台詞だぁ!男が女に負けるだなんてあっちゃならねぇからよ!因みに俺の階級は丁だ」
二人は構え、お互い睨み合った。間もなく縁壱の合図により試合が開始される
縁壱「始め!」
バキッ ドゴン
桃太「ぐぇっ!?」
何か凄い音を立てて桃太が吹っ飛んだ時、縁壱が「そこまで
!」と終了の合図をした。試合はまゆが桃太を瞬殺で終わってしまう結果となった
浦太郎「えっ?えぇーーー!?」
真希「まゆちゃん強〜い♪」
映司「おぉ!想像以上だね!!」
その他隊士達「「「(๑゚口゚)ポカーン」」」
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