第34章 鬼の女の子と耳飾りの少年
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炭治郎「あっ、あの!俺、鼻が人より利くんです。匂いで感情が分かったりして…でもまゆさんからも旦那さん達からも匂いがしなくて…その…」
左近次からは聞いていたからジャミング掛けたのよね〜余計に怪しまれちゃったみたいだけど
まゆ「私達は霊能力と云うものがとても強くてね。鬼に気配を悟られない様に妨害の術を掛けているのよ。だからかなぁ〜」
巌勝「まぁ、そうだろうな。全てを遮断してしまうのだから感情の匂いも然りだろう」
炭治郎「そうなんですね!凄いです!あっ、何かすみません。気持ち悪いですよね。感情が匂いで分かるとか………」
あぁっ、ショボンとしないでよ〜母性本能とか暴走しそうになるから。本当にヤバイのよ後が…
何がって?抱っこしてヨシヨシするでしょ?そしたら縁壱さんは兎も角、巌勝さんが山一つ二つ消し飛ばすまで暴れるわよ確実に…
縁壱「相手の言えない感情を察することが出来るのだ。素晴らしい能力ではないか」
炭治郎「ありがとうございます!!」
炭治郎君に元気と共に笑顔が戻る。縁壱さんナイスフォロー♡何故か私が言うより説得力があるんだこれが♪
あぁー可愛い♡まゆ、我慢よ我慢!!
まゆ「そうよー。私の友達に思考とか記憶読めたり、遠くから特定した相手を見れて挙句に他人のプライベートを覗く子が居る位だから気にしてないわよ」
炭治郎「そっ、それは何か…もの凄いですね………」
ヒャクメ〜ドン引きされてるわよwwwワオッ、炭治郎君の顔が凄い事になってる。笑って良いのだろうか悩んでしまうわ
まゆ「グフッ…」
ヤバっwwwあまりの破壊力に笑いが抑えきれないっ
笑いが大爆発してしまう寸前、巌勝さんの大きな身体に包まれ、『耐えろ』と言わんばかりに私を見ている。
しかし、私はある意味耐えられなかった!!
まゆ「巌勝さぁん♡まゆ疲れたぁ〜♡」
甘えるのは我慢できなーい!!
巌勝「うむ。今は余計に疲れやすくなるのは致し方ない。左近次殿の所で少し休ませてもらうか?」
まゆ「ん〜…でも縁壱さんが炭治郎君の稽古見てあげたそうだから一緒に座ろっ♡」
そう言って巌勝さんの胸元に頬をスリスリ
ムフッ♡
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