第34章 鬼の女の子と耳飾りの少年
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さぁ、会いに行こうか
縁壱さんが認めた私以外の後継者の子孫に…
私はニヤリと笑みを浮かべるて歩き出す
縁壱「まゆ、お前は今何を考えているのだ」
まゆ「何もないわよ。フフッ」
バレるわけにはいかないわ。竈門と云えばあの時代、私の他に縁壱さんの呼吸を継いだ者の子孫である筈
どんな子なの?
炭吉さん夫婦には、美月を身篭った時に縁壱さんに連れられて一度だけ会ったの。気になる…
左近次に言われた方角に進むと、鍛錬しているのか真剣かつ元気な気配がする
縁壱「ほぅ……」
巌勝「うーむ…何か雑だな。荒削りと云うか…兎に角元気で何よりだ」
まゆ「巌勝さん、コメントに困ってるのね(笑)」
少し奥に進むと一人の少年が木刀を一生懸命に振っていた。滴る汗と疲労具合から察するに、まともに水分補給してないわね
まゆ「そこの少年!こんにちは!」
私の意図を察したのか、巌勝さんと縁壱さんは少年に会釈をして大人しくしている
炭治郎「あっ、あのっ」
まゆ「鱗滝さんの知り合いでね。継国まゆっていいます。よろしくね!」
炭治郎「はいっ、よろしくお願いします!俺は竈門炭治郎っていいます!」
まゆ「………………」
炭治郎「えっ、あの………(この人匂いがしない…?)」
まゆ「炭治郎も可愛いぃぃぃ♡耳飾りが似合うぅ♪兄妹揃って最高!!」
巌勝「予想通りだったな縁壱」
縁壱「えぇ、前に竈門家に会わせた時と一緒の反応です」
私のシリアス続かない&可愛い子に遭遇するとIQが3くらいになると云う事実が発覚した瞬間だった
縁壱「まゆ、紹介してほしいのだが…」
自分でしたら良いのにぃ。シャイなんだからぁ
まゆ「ゴッホーン!義勇から話は聞いてるわ。妹さんの事は心配要らない。それと、こちらは縁壱さんで、こちらが巌勝さんよ」
縁壱「まゆの夫、継国縁壱だ。よろしくな」
巌勝「同じくまゆの夫、継国巌勝。よろしく…頼む」
炭治郎「こちらこそよろしくお願いします!!」
炭治郎君かなり戸惑ってるよ。可愛い(笑)
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