第32章 旦那の○○

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男性陣は「娘の貞操は私が護る！！」だの「家から出さないのが最善では？」「家から出さないのは幾ら何でもダメだ。四六時中一緒に居れば害虫も近づけまい」だのと…終いには「パパ好き好き！アルティメット・ファザコンに育てよう」なんて言い出したのだった



それじゃぁ毛虫の如く嫌われるのは父親確定コースよ〜



まゆ「気持ちだけ未来に飛んで行っちゃったの！出来てもないのに！？引くわぁ…」

杏寿郎「俺も未来の為に今から心構えをしなければ」

瑠火「杏寿郎まで何を言っているのですか」



母上は杏寿郎の心配をしている。杏寿郎は「いえ、俺は巌勝殿達ほど極論には達していません」と言うが『どっこいどっこいだと思うのは私の気のせいでありますように』なんて知ってる神々の姿を思い浮かべ、神様頼みますよ〜と天を仰いだ



現実逃避とも言うが（笑）



瑠火「度が過ぎる事がありませんよう頼みますね」

まゆ「特に巌勝さんよ！！」

男性陣「「「「善処いたします…………」」」」



その後も娘の育て方がどうのこうのと酒が入ると共に盛り上がっていった。珍しく私が静かに飲んでるのは、母上と二人で男性陣を生暖かく見守っていたからであーる



まゆ「女の子産むのが怖いような何なような…」

瑠火「心配なさらずとも成るように成りますよ」

杏寿郎「成る…か…？」

巌勝「まゆ、早速今夜子作りしよう。名前はもう決まっておる故、安心してくれ」



何を安心しろと！？ビックリし過ぎて赤ちゃんが家に来るの拒むレベルよ！ってか、賽の河原勤務の陸奥さんが反対するわ



うた『縁壱さってあんなんだったっけか？美月ちゃんよく嫁にいけただな（汗）お兄さんは更に上を…』

陸奥『うぁ…兄弟揃ってヤバくね？可愛い子供達をあげたくないっ』



なんて具合に拒まれるわね。全くもう…



まゆ「息子も欲しいのよ私は」

縁壱「ふむ、息子ならば厳しく育てなければな。立派な侍にしよう」

巌勝「そんなに厳しくしなくとも良いではないか。我々の時代とは違う故にな。どうも縁壱は雅勝と理壱に厳しい」

槇寿郎「まぁ、この代で鬼舞辻無惨を討つのなら其れでも良かろう」



縁壱さんが雅勝と理壱に厳しいのは巌勝さんが小遣いを上げすぎるからでしょーに（笑）





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