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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第32章 旦那の○○






まゆ「ここに来る前に何が有ったか憶えてないのね?」

無一郎「うん…」

巌勝「その様だな…有一郎は憶えておるのか?」

有一郎「…憶えてない」



うーん、この様子だと有一郎は憶えてる感じはするわね…。無理に聞き出す必要性は感じないけど、耀哉はこの子達を如何したいのかしらねぇ



耀哉「取り敢えず暫くは療養が必要だね。夕餉は部屋に運ばせるからまだ寝てなさい」

縁壱「では、私達は移動しましょう」

有一郎「眠れないんだけど」

無一郎「いっぱい寝た気がするんだよね」

まゆ「寝な。スリーピング!はい一丁あがりっ」

一ノ瀬「お前な…」

巌勝「中々便利だが些か強引な気がするな…」



私達は耀哉の部屋へと再び移動した。強引なのは分かってるけど、この場合は仕方ないじゃないの



まゆ「で、耀哉はあの子達を如何する気なのよ」

耀哉「柱の誰かに預けようかと思うんだ。血筋からして才能が有りそうだからね。巌勝と縁壱は如何だい?」



日と月を使えても不思議じゃない…。だけど私の心が保つかしらねぇ。四百年も前の色々を持ち出したくはないけど、所々複雑になるのは目に見えているわ。いや、ほーんと昔の話なんだけどさっ



巌勝「うちではなく、他の者に預けた方が宜しいかと…。まゆの事を考えると踏み出せませぬ」

縁壱「大昔の話ではありますがまゆは当時、随分傷付いておりました故に余り無一郎と有一郎との接点を持つのは少々気が咎めまする」

まゆ「えっ…二人とも子孫を見てあげたいよね?私の事は気にしないで良いよ…」



気を使わせてごめん。私の心のキャパシティ小さ過ぎよね…



巌勝「悪いがまゆの方が大事だ。だから気にするな」



縁壱さんが巌勝さんの言葉に頷いた。耀哉は私達を見て微笑んでいる。嬉しいけど申し訳ないな…



まゆ「ごめんなさい…私の器が小さいばかりに。少しずつ気持ちの整理がつくように努力するわ…」

巌勝「無理せずとも良い。二人は他の柱に見てもらえば良いのだから」

耀哉「分かった。あの子達は他に預ける事にするよ。良かったねまゆ」



ごめんなさい…本当にごめんなさい…



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