第32章 旦那の○○
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鷹男「カァー!嬢チャンニ救護要請ガ来テイル。今スグ景信山ヘ向カエーッ幼イ子供タチが重症ッ」
まゆ「分かったわ!景信山ね!空間移動するから掴まって」
巌勝「私達も行こう。縁壱行くぞ」
縁壱「はい」
未来ある子供達を助けなきゃ…幸せになる為に生まれてきたんだから!!
まゆ「着いたわよ。鴉達、怪我人は何処?」
鎹鴉「コッチダ!!」
私達は子供達が居る場所から少し離れた所に移動して走り出した。血の匂いが近付いてる…あっ、あの子達かしら
隠「まゆ様こちらです!」
巌勝「まゆ。こっちの子供はもう…そうか、リザレクションがあったな!」
縁壱「復活の術は間に合うか?」
見つけたのは十歳〜十二歳位の幼い男の子達だった。片方の子は片腕をいかれてしまっていて息は無い。片方の子は血塗れだけど呼吸はしてるみたいね
まゆ「今の私なら何方も助けられるわ。汝ら 復活せよ!」
縁壱「呪文は要らぬのか…」
巌勝「今のまゆなら造作もあるまい。身体も再生しておる故、日常生活にも支障は無かろう」
隠「流石です!霊能力とは凄いものなんですね」
後藤「まゆは何でもありだなっ」
重症の子も一度亡くなった子も安らかな寝息をたて始めた。ってか居たのか後藤ちゃん(笑)
まゆ「経過を見たいから子供達は私達で運ぶわね」
巌勝「何処に連れて行けば良いのだ?」
後藤「はい、産屋敷邸に運ぶように仰せつかっております」
縁壱「承知した。お前達は後処理を頼む」
隠たちは後処理に走り、巌勝さんと縁壱さんは子供達を一人ずつ抱えて人気の無い場所に歩き出す。隠から見えない場所まで来ると、空間移動で産屋敷邸の庭に行った
まゆ「かぁーがぁーや!遊びっましょっ♪」
耀哉「やぁ、いらっしゃい。子供達を助けてくれてありがとう。巌勝、縁壱、あちらの部屋まで運んでほしい」
耀哉の部屋の前で声を掛けると耀哉がニコニコと微笑み、巌勝さんと縁壱さを子供達の部屋に案内する
まゆ「まさか耀哉自ら案内してくれるなんて思わなかったわ」
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