第31章 幼馴染達の何でもない夜と妹
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透寿郎さんの転生の件は私も知らなかったけどさ。ってか忘れてたみたいね
杏寿郎「うむ。竜が分からぬのも致し方ないな!俺だ。透寿郎だ!」
竜「はぁ?初代炎柱のか!?巌勝ぅぅぅ!!」
巌勝「煩い。真だ」
まゆ「私の双子の兄になりましたぁ(笑)」
竜兄さんは暫くパニックで騒いでいたけど、巌勝さんの鉄拳と説明により大人しくなっている
巌勝「そういう事だ。幾らお前でも分かっただろう?」
杏寿郎「相変わらず竜にはキツイな」
縁壱「それよりも飯が出来たぞ。杏寿郎、熱いから気をつけて食べなさい」
「それよりもとか言うなぁ!イケメンに虐められるぅ〜(泣)」とか泣いてる良い大人を半分無視して杏寿郎がご飯を沢山食べながら幸せそうにしている
杏寿郎「ある意味、竜は繊細だからな!ハッハッハ」
縁壱「おかわりは要るか?」
杏寿郎のおかわりはご飯とおかずが無くなるまで続いたのだった。縁壱さんが心なしか嬉しそうにおかわりを勧めてたのは、私と巌勝さんが意外に少食なのと関係があるのは間違いないわね
竜「無視か!!俺の様な草食系葉っぱ男子に用はねぇってか!」
巌勝「お前は草も食べられないではないか。可哀想に…」
ご飯を食べ終えた杏寿郎は、元気よく「ご馳走様でした!!」と言い竜兄さんに向き合った
杏寿郎「竜…俺は好きな女子が居たんだ。だが、その女子の祝言の日に見合いを決めた…」
竜「何が言いてぇんだよ」
えっ………透寿郎さんに好きな人居たんだ?知らなかったわ
杏寿郎「要するにだな、見合いすれば良いと言っている」
竜「透寿郎、お前はその後も未練タラタラだったじゃねーか。自棄酒に付き合ったのは誰だよ。俺だろうがっ」
縁壱「二人とも止めないか」
縁壱さんが制止するも二人は聞かずにヒートアップする。縁壱さんが参戦したのは何故なのか…ハァ…
杏寿郎「お前の未練と俺の未練は違うかもしれんが、何かきっかけがあればお前にもだなぁ」
竜「うっせ!!俺は好きな女で(童貞を)卒業してぇーんだよ!」
縁壱「美月の祝言の時に透寿郎殿がまゆにベタベタと…」
ややこしいわね。縁壱さん、それは何の話よ…
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