第31章 幼馴染達の何でもない夜と妹
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竜兄さんは覗き見がバレていた事にショックを受けているらしいが、巌勝さんが更に追討ちを掛ける
巌勝「妹可愛さに何をしておるんだ。大体がな、鬼殺隊の隊士ともあろうお前が気配も消さずに覗き見とは呆れて物も言えぬぞ」
竜「うっ…ちょっ、調査だ!覗き見じゃねーから其処は間違えんなよなっ。巌勝のバーカバーカ!」
縁壱「子供だな。私の子達や孫でも言わぬ…」
まゆ「少しは大人になりなよー」
竜兄さんは床に寝転んで手足をバタバタし始めた。幼児化してしまったのかと思いつつ、私は縁壱さんの腹筋を撫でている。引き過ぎて如何したら良いか分からなかったんだもーん(笑)
竜「うぁ〜ん(泣)大人になりてぇーよぉーーー」
巌勝「そういった店にでも行けば良いではないか。私は用が無い故に行かぬがな」
まゆ「リリスにでも頼めば良いじゃん。私から言おうか?」
竜「素人童貞はいやぁぁぁぁぁぁっ」
面倒くさいなぁもぉっ。とっとと筆下ろししちゃいなさいよ!そしたら少し余裕が出来るんじゃないかしら
縁壱「ん?杏寿郎の気配が近付いている。飯を追加で作るか」
まゆ「そう言えば母上は悪阻が酷くて作れないって言ってたわね。だから千寿郎が作ってるみたいだけど、この時間寝てるからね〜」
巌勝「隠を置かないのか?」
竜「誰だよ杏寿郎って。名前からして煉獄っぽいけどよ」
今の私は煉獄まゆなのは知ってるでしょうに。はっ…まさか知らないとかぁ?いやいやナイナイ
巌勝「まゆは煉獄家に生まれたのだ。杏寿郎は兄妹に当たる」
竜「ふーん。知らんかったわ」
マジかwww
杏寿郎「ごめんください!夜分にすまない。飯は有るだろうか!」
まゆ「いらっしゃい!縁壱さんが今作ってるから待ってね」
巌勝「まぁ座れ。飲むか?」
杏寿郎が「うむ!では頂こう!」と言いながら座布団に座った。未成年よねぇとか思ったが私も飲んでいる。人のことは言えないか(笑)
杏寿郎「竜ではないか!久し振りだな」
竜「はっ?」
巌勝「まぁ、そうなるのは当然か…」
透寿郎さんの転生の件も聞いてないのね。竜兄さんだから仕方ないかな
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