第28章 妙神山へ再び!!
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ケタケタと笑いつつ、修行再開の為に皆から距離を取ろうとしたら一ノ瀬が付いてくる。「とことん迄付き合ってやる」と言った後のサディスティクな笑顔が印象的だった
まゆ「側にいたら危険よ?上手く文珠を生成できなければ暴発するとかあるかもよー」
黒死牟「私と縁壱がまゆの側に居ります故に、一ノ瀬殿は結界の中にいてくだされ」
文珠が暴発したら超危険なので斉天大聖が結界を張って皆を守るとの事。だから結界の中に皆いてほしいのだけど、三人が付いてきてしまう状況に混乱している。割とマジで
まゆ「却下!私一人でやるわ。下手したら今度こそ消滅するわよ」
混乱してても判断を間違えるわけにはいかない。生命がかかっているのだから
一ノ瀬「なーに、力の調整や制御には少子覚えがあってな。まゆの力の流れを外側から調整する事は可能。制御を失敗しても部下として散る覚悟はある故に心配無用だ」
黒死牟「真にその様な事が可能なのでしょうか(散る覚悟…一ノ瀬殿の意図が見えぬ…)」
縁壱「どちらにしろまゆ次第…危険に変わりはありませぬぞ」
『修行進まないから一人でやーろや』と思って一瞬で距離を取ると、神通力と魔力を分けて右手と左手で生成してみた
プシュー
皆が一斉に私の方を向いた。何でジト目で見てるの?メドーサなんか呆れたぁみたいなジェスチャーを大袈裟にしていた。うん、不味いことになってるのは自分で分かるわ
右手からプシュー 左手からプシューみたいな?……………アハハハ
ドッカーーーン
まゆ「アハッ…アハハハッ…………まっ、そんな事もあるわよね〜…」
お姉さん座りになって、ちょーっと焦げている私の首根っこを掴むのは我が優秀な部下の一ノ瀬だった。目が吊り上がってるのは何故なのか
縁壱「大丈夫なのは分かっていても痛い思いはしてほしくない」
一ノ瀬「早速やらかしおってからに…貴様は馬鹿の頂点にでもなりたいみたいだな」
メドーサ「今回の転生はアンタの悪い癖が最大に出ちまってるね。再教育でも受けたらどうだい?」
本当に自分でよく分かってるから許してくだせぇー(泣)あぁっ、一ノ瀬よ金棒ブンブンすなぁぁぁ
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