第28章 妙神山へ再び!!
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縁壱「悪態をつく理由と仕えている理由をお聞かせ願いたい」
一ノ瀬「ただの掛け合い…と…まゆには私が付いていないと駄目だと思うからだな。魔王としての自覚があまり無い故に行動が危な過ぎる…。それを補うのが私の仕事…だからある程度は許容してほしい…」
あの一ノ瀬が歯切れが悪いなんて珍しい事もあるのねぇ。病んでるのかしら?身体の不調なら治してあげられるけど、心の不調は専門外だから何にもしてあげられないや…ゴメンね
黒死牟「言い方はキツイかもしれんが、まゆとバランスが取れておる故に私には何とも言えぬな」
まゆ「言ってくれなきゃヤバかった事がイッパイあったの(汗)しっかりしなきゃって思うんだけど中々ね…」
メドーサ「まゆは無茶ばかりするからねぇ。私の堕天の時も酷かったね。ポセイドンのオッサンに喧嘩売るわ、アテナを潰しにかかるわ大変だったらしいじゃないか。挙句にペルセウスの頸をぶった切ってからのアイギスの盾を強奪して、更にアイギス持ってギリシャ神の圏内で大暴れって神魔戦争にならなかったのが不思議な位だよ!」
斉天大聖「まゆ殿についてはキーやん様の御父上が容認して手を回しておったのが良かったんじゃな。ワシも人の事は言えんが喧嘩売り過ぎだの」
そうだけどさぁ、猿爺にだけは言われたくない。どうしょうもないわよ、この爺は!
縁壱「一ノ瀬殿は、やはり…」
一ノ瀬「その先は言わないでほしい。私も仕舞っておく…」
縁壱「分かりました…こんな話を申し訳ない」
一ノ瀬「いえ、こちらこそ申し訳なかった」
何を仕舞って何が分かったのかがサッパリ分からないんだけど、如何言う事?本当に難しい子達ねぇ〜
まゆ「よく分かんないけど話し終わったなら続きやるわよ。ヒャクメは引き続き分析を。一ノ瀬と猿爺は助言を頼むわ」
斉天大聖「うむ」
一ノ瀬「勿論だ。お前の子守の為に態々来たのだからな」
まゆ「子じゃねぇんですけど?」
一ノ瀬「ならば図体大人守か?」
まゆ「牛丼大盛りみたいに言わないでもらえるかしらぁ!!」
こんで良いのよ私達は。千年以上これだから(笑)縁壱さん、心配させちゃってゴメンね…
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