第28章 妙神山へ再び!!
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斉天大聖は吹かしていたキセルを一ノ瀬に持たせて如意棒を構え、一瞬で大猿になると私の魔法陣を如意棒で綺麗サッパリ吹き飛ばした
わ た し ご と ! !
まゆ「い"っ〜!?」
黒死牟・縁壱「「まゆ!!」
私の魔法陣が吹き飛んだ事により、強制的に供給停止となった。ある程度勢いある力を供給強制停止すると、勢い良く水が出ているホースを握り締めるのに等しい行為である
小竜姫「老師!?」
メドーサ「相変わらず荒い爺さんだねぇ…」
ヒャクメ「引くのね〜ドン引くのね〜」
要するに、私にフィードバックが倍位になって帰ってくるのでーす
まゆ「ちょっ、ふざけっ…痛ぁあ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」
後で憶えておきなさいよクソ猿っ。バナナ買い占めてアンタが食えない様にしてやるからね!!それから三蔵法師に言いつけるからぁぁぁ
黒死牟「何故この様な事を!!」
縁壱「老師様、ご説明願います」
私は今現在メドーサに抱きかかえられている。吹き飛ばされた瞬間に超加速を使って私の元に来て受け止めてくれたのだ。おかげで地面に抱擁されずに済んだわ
斉天大聖「なーに、簡単な話じゃよ。今回の修行は光と闇の力を別けて使う事。故に大きな力など使う必要などないと云うことじゃな」
私達三人が何故か失念していた事だった。まっ、熱くなり過ぎて視野が狭まるとか大事な事を忘れるなんて良くある話よね。私達って『永遠に熱愛中♡』だから周りとの温度差が激しくて激しくて♪
黒死牟「力を別ける事に専念し、力の量は軽くで良かったと云うことでしょうか…」
斉天大聖「簡単に言うとそうじゃな。別けて同時に同じだけの力を一定量流し続けるのが目的だからのう」
一ノ瀬「力を強めるのはただの応用故に土壇場でも出来るだろう。こんなのでも一応は元頂点だからな。こんなのでもな!!」
コラコラそこの我が部下よ。こんなのでもを連呼するでねぇ!!自分が一番分かってるっつーの!!うぅ…流石に心が折れそうだわ(泣)
まゆ「だからって許せるわけないでしょーが!!」
いくら温厚な私でも怒りますよっ
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