第28章 妙神山へ再び!!
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まゆ「危険度は30%位まで落ちてる筈よ。そして調子に乗らないからもっと褒めてぇぇぇ!!貶されると暴走しちゃうからっ」
涙ながらに訴えると旦那様達がヨシヨシと頭を撫でてくれた。この手が私の全てを生かしてくれるの
メドーサ「馬鹿は休み休み言いな!呆れて物も言えないよ。アンタは一体何歳なんだいっ」
一ノ瀬「お前を褒めても何の得にもならん。とっとと修行しろ馬鹿者」
そして部下に罵倒される。う〜ん…切ないわ
まゆ「って、何で一ノ瀬が居るの!?巌勝さぁん縁壱さぁん、私あの怖い人呼んでないのにぃ〜」
黒死牟「大丈夫だ。私達が居るだろう?」
縁壱「きっとまゆが心配で来てくださったのだ。悪い様にはしないと思う」
一ノ瀬「安心しろ。失敗しそうになったら全力で止め(殺っ)てやる。因みにこれはお前の為に借りてきた」
一ノ瀬は手に持っている金棒をブオーンと一振りして私を見ている。あの眼は殺る気だ!!わざわざ鬼灯君から借りてきたとかアノ人超ヤヴァイ!!逆らわない方が身の為だわ(泣)
まゆ「はっ、始めるわよ…」
巌勝さんと縁壱さんが其々の魔法陣の中へ入っていった。確かに危険度は下がったけど、全く危険性が無いわけじゃない。私に掛かってる…そう思うと怖い
まゆ「40億年生きてきて、今ほど怖いと思った事は無いわ。巌勝さん、縁壱さん…絶対に成功させてみせます。私を信じてくれますか?」
黒死牟「愚問だな。妻を信じない夫など居るものか。大切なモノを守る為なのだろう?妻がそう思ってやる事ならば、それに応えるのが夫の役目だ。まゆ、来い!!」
縁壱「まゆを信じて疾っくの疾うに覚悟を決めておる。遠慮など要らぬぞ」
こんなにも嬉しい事があるだろうか。あぁ、初めて愛したのがこの人達で良かった…
まゆ「私は巌勝さんと縁壱さんを、心の底から愛しています」
黒死牟「私もまゆを愛してる。何があろうと変わらぬ…」
縁壱「あの日からお前をずっと愛してる」
二人を絶対に傷つけないわ。気合い入れなきゃね!!
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