第28章 妙神山へ再び!!
・
猿爺が言うには、光と闇の力を受給する側と供給する側の計三つの魔法陣を作り、其々に質の違う力を流し込むと云うことらしい
同時に光と闇の文珠を作るとかでも良さそうだけど、メドーサ曰く「親しい者にやる方が失敗出来ないから本気でやるだろうよ。いつも適当でいい加減なアンタには緊張感が必要だからね」だそうだ
後半悪口な気がするけど気のせいよね(笑)因みにヒャクメは結界の状態や私の力のバランス等を視る為にスタンバイ中である。ちょっとは真面目に仕事する気になったのね
まゆ「魔法陣作るのに誰を呼んであるのよ。お喋りな奴は勘弁してよね」
メドーサ「何言ってんだい。アンタが自分で作るんだよ。得意分野を頑張らないでどうすんのさ。このままじゃ力だけの木偶の坊になっちまうじゃないか」
小竜姫「そうですよ。今度こそ(部下の皆さんからの)評価が地に落ちますよ?」
まさかの セ ル フ サー ビ ス ! !ねぇねぇ小竜姫ちゃん、それは誰からの評価なの?
まゆ「むぅ〜誰からの評価か気になるところだけど、一丁やりますか!!」
さぁて術式は如何しようかしら…
黒死牟「私が闇の魔法陣で、縁壱が光の魔法陣でしょうか」
斉天大聖「うむ、その方が力の質的に拒絶反応が無いからの。但し油断するでないぞ。今までとは桁違いの力ゆえに一歩間違えれば身体どころか魂まで消滅じゃ」
そんなお粗末なものなど作らないわよ。フフッ…
右には光のイメージを、左には闇のイメージを片方ずつ描き、術式を決めて力を注いでいく。黄金と漆黒、そして混沌の色を放つ魔法陣が完成した
黒死牟「あっという間にとはこの様な事を言うのだな。真に早かった」
まゆ「でしょでしょ!前と違ってこの程度は詠唱が要らないからね♪」
ヒャクメ「余計な力を吸収する様に作るなんて流石です。これなら二人に及ぶ危険が減るわ。例えるなら塩分50%カットなのね〜」
縁壱「減らせる危険なら減らすか…。実にまゆらしいな」
斉天大聖「歳とると塩分は気になるのぅ」
メドーサ「あんまり褒めるとサボリ魔王が調子にのるよ!」
もっと褒めて褒めて〜♡イッパイ褒めてくれたら私ね、超がんばれるよ!!力以上の事が出来ちゃうかも?
・