第26章 帰宅後の宴
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まゆ「さぁグラウ。そいつを逃がすんじゃないよ?」
グラウ「グルル…グォーーーッ」
結界鬼「ヒッ…ぐぁっ!?」
アストラルサイドからグラウが現れ、結界鬼を踏み付けにした。結界鬼は藻掻き苦しんでいるけど、お楽しみはこれからよ
まゆ「何しようかなぁ…あっ!グラウ、手足を喰らってやりな。どうせ直ぐ再生する」
結界鬼「やめっ…いやぁぁぁぁ!!痛いっ痛いっ!!」
グラウが結界鬼の手足を喰い千切り、再生する度に苦痛を与え続けた。良い眺めだわぁ〜ドキドキしちゃう
まゆ「止めないわよ〜。そうやって人々や私の仲間を喰らってきたのでしょう?再生が遅くなってきたわねぇ。そうだ!再生を手伝ってあげるわね♡」
結界鬼「人間の…本性がこんなっ…痛いっ痛いよ!止めてっ」
まゆ「人間…?お前が暴き出したのは人間の私の本性ではなく、魂の奥深くに眠る魔族の本性…それはね、破壊と殺戮本能…」
黒死牟「まゆ!!あまり長引くと鬼舞辻に気が付かれるぞ!!」
あー、巌勝さんが呼んでる…。でも今夜は止まらないわよ…
まゆ「ご心配なく。コイツの結界なんてとっくに壊して、遮断結界張ったから鬼舞辻はこちらに干渉出来ないわ。ほらほら再生遅い!」
私は結界鬼に『回/復』と文珠に込めて投げつける。見る見るうちに元通りよ♡
結界鬼「もぉ殺して…お願いだから…」
まゆ「嫌よ。もっと楽しませて♪人間は再生も出来ず逃げる事も許されず、恐怖の中、お前たち鬼に喰い殺されていったのよ?直ぐに殺してなんてやるもんですか」
結界鬼「悪魔っ!!」
まゆ「そうよ。私はねぇ鬼なんかより残酷な、地獄を統べる魔王だもの…フフッ」
私がニコリと笑うと、結界鬼は「ヒッ…」と声を漏らした。いい加減諦めてほしいわね。お前が私の本性を暴き、本能を引きずり出したのだから
結界鬼「お願いします、許してください!ごめんなさい死なせてください…」
まゆ「どれだけの人がお前にそれを言った?グラウ!」
結界鬼「ギァァァァァァァ」
心地良い叫び声…
血に酔い始めた私は結界鬼をいたぶり続けた。本能の赴くままに…
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