第26章 帰宅後の宴
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杏寿郎「ところで修行はどの様な事を?」
槇寿郎「俺も聞きたい」
漸く修行の話に入った。私は既に縁壱さんの膝の上で、胸板に顔をスリスリしてウットリしている。酒は離さないけどwww
黒死牟「では私が…私達は加速空間に入り、大猿となった老師様と闘いました。死ぬまでに潜在能力を開花させなければ、其処から生きて出られない。大猿と化した老師様は身震いする程の威圧感があり、正直言えば恐怖でした」
巌勝さんは斉天大聖との修行内容や、その時の心境を淡々と話ししていく。聞けば聞く程『やり過ぎよ』と思うわ!!
槇寿郎「中々厳しい内容だな…」
縁壱「身体が上手く動かないなど初めてでした。まるで力の桁が違う…」
アシュ「それはそうさ。単独で天界に乗り込む位だからね。生半可な力ではないよ」
まゆ「戦闘狂猿ジジイのせいで二人とも死にかけたのよ」
黒死牟「まぁそう言うな。最初からその様な修行内容だと知っておっただろう」
それでも嫌なもんは嫌よ。この私を泣かすなんて百万年早いわ!!
杏寿郎「ふむ、やり甲斐の有りそうな修行だな!!」
まゆ「間違っても猿爺の修行受けようだなんて思わないでよね。人間で生きて出てきた者は一人として居ないんだから」
アシュ「そうだね。人間が生還したなんて聞いたことがない」
ゼロス「もっとも、あの方の修行を受けた者など皆無に等しいのでは?」
槇寿郎「流石に許可出来ん。死んだら元も子もないしな」
当たり前田のクラッカーよ。ネタが古過ぎて若い子にはわからないですって?大丈夫よ。私も今は若いから…
杏寿郎は残念そうにしてるけど、こればかりは諦めていただかないとね!
槇寿郎「それにしても、それだけの戦いの中よく生還出来たな」
黒死牟「まゆとの繋がりが私達を生かしました」
父上は『ちょっと何言ってるかわかんない』という顔をして首を傾げた。そこら辺はあまり深く考えちゃ駄目よ
縁壱「お互いの深い愛と房中術が功を奏したのです」
アシュ「心が深く結ばれていて、尚且つ何度も身体を重ねたから。という事だね」
まゆ「言い回し変えてまで言うな!!」
少しは言葉を濁しなさいよ。ド直球過ぎてお姉さんビックリだわ…
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