第26章 帰宅後の宴

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ー煉獄家道場ー【NO SIDE】



杏寿郎「巌勝殿、胸をおかりする！」

黒死牟「加減は要らぬ。来い…」

槇寿郎「では、始め！！」



巌勝は大怪我をさせないギリギリで、杏寿郎の実力に合わせて相手をしていく。巌勝曰く『それも年長者の務め』らしい



杏寿郎「くっ…（昔とは桁違いだ…俺はまだまだ遠く及ばない。だが修行の成果を見せねば！）」

黒死牟「もっと打って来い！（剣の腕は元より一発一発が重くなった。もう少し段階を上げるか…）月の呼吸 捌ノ型 月龍輪尾」



巌勝が月龍輪尾を放つと、血鬼術による攻撃エフェクト以外に黄龍が現れる。二対一の状態になったが杏寿郎は至って冷静だ



黒死牟「これは私とまゆの愛の結晶なる黄龍『龍勝（りゅうしょう）』だ…」

杏寿郎「うむ、カッコイイな！！」←メドーサはビックイーターを使ったり、小竜姫を加えて二対一の修行をしてきたので焦りはない

槇寿郎「龍だと…（愛の結晶とか言ってるが恥ずかしくないのか！？）」←違う所でビックリしている

縁壱「龍勝…流石兄上だ。良い名前です」←兄のネーミングセンスに感動している



龍勝「グァーっ」



杏寿郎は冷静であるが、巌勝に加え龍勝の攻撃に翻弄されてしまっている様で霊力を使いつつガードしている。しかし、暫くすると杏寿郎も攻撃に転じた



杏寿郎「隙の糸とはこれか！炎の呼吸 参ノ型・気炎万象！！」



本物の炎が日輪刀から放たれ、龍勝は「グガッ」と一鳴きして消え失せた。杏寿郎はガードに徹している間に全身のチャクラを回して隙を狙っていたのだった。これには巌勝と槇寿郎も驚きを隠せず顔色を変えた



槇寿郎「中々やるな」←まだまだ息子には負けられん！と、気合いが入った

黒死牟「龍勝が負けただと…もう少し本気で相手をしよう」←愛の結晶が消されて悲しみイッパイ

縁壱「杏寿郎はもっと強くなる。実に楽しみだ…」←まゆが見たら鼻血を出して倒れる位の微笑み



その後暫く二人の戦いが続いたが遂に杏寿郎が倒れ、槇寿郎に抱えられて居間に戻って来たのだった



縁壱「まゆ、文珠を頼む。私のヒーリングでは無理そうだ」

黒死牟「縁壱も精進せねば。若い杏寿郎がこれだけ頑張ったのだからな」



大怪我をさせないのではなかったのか、と問いたい…



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