第25章 妙神山入り!
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縁壱「そんなに騒ぐ程の事ではなかろうに」
黒死牟「うむ。赤子は自分では何も出来ないのだぞ?」
そういう問題じゃないわよ!!
まゆ「黒歴史通り越して闇歴史だわ!!未来の旦那様にオシメ変えさせたとか、その上で色々見られたとか有り得ないのよぉぉぉ」
黒死牟「まゆは細かい事を気にし過ぎだ。少し気楽に生きてみたらどうかと思う」
縁壱「それが有ったから美月の世話も何となく出来たのだが…経験が物を言った瞬間だったのだ」
さっきまで結構気楽に生きてきた筈なのよ。闇歴史を知るまではね…冗談じゃないわよ全くもう!!
まゆ「お役に立てて何よりだわ…」
二人は私を慰めようと頭を撫でたり頬に接吻したりと忙しい様だ。しかし私は、それどころではない
黒死牟「元気を出せ。嫁にしようと思う気持ちは変わらなかったのだから、真の愛と言う事」
縁壱さんは巌勝さんの言葉に無言で頷き、私に微笑みかけるのだ。何に対しての微笑みよ!?嬉しいけど本当に私のHPはZEROですよっ
まゆ「だって…恥ずかしいんだもん」
縁壱「そんなところも愛おしい。全部引っ括めてまゆを愛してる。だから顔を上げてほしい」
黒死牟「ほら、まゆ…」
私は恥ずかしさと嬉しさで、とんでもない事になった顔を二人に向けた
縁壱「やはり妻が愛い……………」
黒死牟「上目遣いは反則だ…」
まゆ「そっ、そんな事は…」
盲目過ぎやしません!?今の私の顔は100人中100人が引くわよ確実に
縁壱「やはり、素のまゆが一番だ。取り繕う事がない姿がまた良い」
まゆ「もぅ何も取り繕う事が無くなったわよ。っていうか最初から無かったわ」
黒死牟「良いではないか。今度は魔王としてのまゆが見たい」
まゆ「それは魔界に帰れば何時でも見られるから…」
私達がイチャイチャとしていると、襖が開き斉天大聖が顔を出した
斉天大聖「無事に目覚めた様じゃな」
黒死牟・縁壱「老師様!」
まゆ「『目覚めた様じゃな』じゃないわよ。目覚めなかったらアンタを殺して私も死ぬ気だったわ…」
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