第25章 妙神山入り!
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メドーサ「騒ぐんじゃないよ。良い歳した爺さんと婆さんがみっともない」
小竜姫「言い過ぎですよ」
まゆ「年寄り扱いしないでよね!神魔に年齢は関係ないのよ…」
斉天大聖「ワシはジジィじゃがのっ」
まゆは斉天大聖の言葉にムキーっとなり手足をバタバタとさせている。その姿にメドーサは文句と共に溜息をついた
メドーサ「お止め!埃が立つじゃないか!ハァ…こんなのが魔王級とは世も末だね」
小竜姫「魔王級は個性的な方が多いですからねぇ」
まゆ「だってぇ〜巌勝さんと縁壱さんが居なくなったら私生きていけないんだもん…」
まゆの瞳から涙がポロポロと流れ出し、流石に周りも戸惑っている
メドーサ「ちょっ…泣くんじゃないよ。まるでアタシが泣かせたみたいじゃないか!」
まゆ「ふぇ〜ん」
巌勝と縁壱の傍らで暫く泣き続け、時刻は夕方になった。まゆは泣き疲れて寝てしまっている
メドーサ「全く、世話が焼ける主人だねぇ。昔の方がまだマシだったよ」
斉天大聖「良いではないか。それ程までに惚れ抜いとるんじゃろうよ」
【SIDE RETURN】
あれぇ〜私布団で寝たっけ?なんか暖かくて良い匂いがする…
黒死牟「安心しきった顔をしておる。私達だけの特権だな」
縁壱「えぇ、他の者など気にする必要はありませんね。まゆとの深い繋がりが私達を生かしたのですから…」
巌勝さんと縁壱さんに抱き締められている感じがするわ…声も聴こえるの。夢かしら…←超絶寝ぼけている
黒死牟「何処で如何なるかなど分からぬものだな」
縁壱「まったくです」
夢でも良い!接吻timeよ♪
まゆ「んーーー」
黒死牟「寝ぼけておるのか。愛い奴よ」
あはぁん♡リアルな感じがたまらないわ!!あーぁ、二人とも早く目覚めないかなぁ…
縁壱「次は私が」
まゆ「ムニャムニャ………んんっ!?」
黒死牟「目が覚めたか?」
縁壱さんからの噛み付く様な接吻と、後ろから胸をガッツリ掴まれる感触がするのよ
まゆ「…んあっ♡」
変な声でちゃったわ…これ夢よね。あれれっ、もしかして夢じゃない!?
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