第22章 娘の彼氏
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槇寿郎「お手伝いが出来るのか。二人とも偉いな!」
黒死牟「陽縁が盛ってくれた飯は美味そうだ」
縁壱「茄子君、遠慮せずに沢山食べなさい」
陽縁も茄子君も、とっくに三百歳越えた大人なんだけどね…そうなるわよねぇ〜まぁ仕方ない(笑)
食べてる間ずっと縁壱さんがチビッ子の世話を焼き、口の周りを拭いたり食べやすいように切ったりしていた
縁壱「ほらほら、落ち着いて食べなさい」
まゆ「縁壱さんって、お父さんっていうよりも絶対お母さんよねぇ〜」
黒死牟「まゆの嫁で正解だったりしてな」
槇寿郎「ということは、まゆが縁壱の旦那か(笑)」
それ、良いなぁ♡
縁壱「私はまゆの夫ですし、子供達の父親ですよ」
黒死牟「分かっておる。そう拗ねるでないぞ縁壱」
槇寿郎「気にしてたのか…」
食べ終わると陽縁と茄子君は地獄へと帰って行った。半休しか取れなかったそうで、私を含めた全員が残念がっている
こんな時くらいは一日休暇くれても良いんじゃない?
まゆ「さて先程の続きだけど…失伝されている陰陽術にしろ現代の陰陽術にしろ、日輪刀と併せて使うのは効率が下がのよ。詠唱せずにバンバン打てるなら良いけど、そうはいかないわ」
縁壱「火乃華様の力を借りるのは?」
まゆ「そっちの方が現実的だけど、それならそれで火乃華と術式を決める必要があるわね」
槇寿郎「中々に難しいな…。火乃華様なら協力をしてくれるだろうが、細かい事が苦手な杏寿郎が火乃華様の力を扱いきれるかも分からんしな」
そこら辺は火乃華が調整するから、供給ラインだけ引けば何とかなるとは思う
まゆ「ん〜でも小竜姫達はそんな事考えてないわね。多分チャクラを何個が開かせて身体の強化と呼吸の強化をする筈よ」
槇寿郎「俺も第三のマニプーラまでは開いたが、第四のアナーハタは開きかけだから鍛錬を怠るなと…杏寿郎は何処までの指導を受けるんだ」
黒死牟「チャクラとはなんだ?」
縁壱「気の流れの袋とでも言いましょうか…」
チャクラを開き、気の流れを循環させる事によって霊気をフルに使える。杏寿郎の場合は霊能者ではなく、剣士だから全集中常中に加えてチャクラが使えれば大幅に能力も上がるの
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