第22章 娘の彼氏
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チャクラについて分かりやすく説明をしていった
槇寿郎「やはり若くなければ駄目なのか…」
父上は妙神山の修行は、若くなければ意味が無いものと勘違いをしてしまった
まゆ「違うわ!杏寿郎は特別よ。妙神山は本来、伸び代が無くて頭打ちになったり、スランプ気味の人が行く所だからね。父上位の年齢の人が殆どよ」
縁壱「チャクラの使い方を習う自体が珍しいかと…。シャドウで戦い、勝てれば3つの力を貰う。最後は生身で小竜姫様と戦い生き残れば力を貰えます。本来はそれで終わりですから、お義父さんは期待されているとも言えます」
何でそこまで縁壱さんが詳しいかって?私が教えたからではなく、実は縁壱さんが人間だった頃に妙神山に連れて行って修行を受けたから。天照の加護が強化された感じかしらね。それは、美月が嫁に行ってからだから確実に今の父上より歳上だった筈
槇寿郎「そ、そうか…照れ臭いな!」
縁壱「まだまだ下の子達を引っ張って行かねばなりませんね」
縁壱さんの言葉に対し、父上は照れて照れて照れて!どんだけ照れ臭いのよ。と、私は思う
黒死牟「お義父さん、手合わせを願いたい」
いきなり何を言いますか貴方は
槇寿郎「うむ、試してみたいと思っていた所だ」
男は女以上に強い者に惹かれる。わかるよ、わかるけど今なの!?流石に今は無いわよね?
黒死牟「では、道場へ…」
槇寿郎「うむ」
縁壱「審判を致します」
マジか!
結果は巌勝さんの勝ち。父上も良い線いってたわよ♪妙神山での修行の成果が出て、本当に良かったわ!巌勝さん曰く「現上弦の弍迄なら余裕で倒せるだろう」だって
今の巌勝さんの立場って上弦の壱じゃないのかしら…?だとすると、鬼舞辻からの声も届かないし、認識出来ないから繰り上がった感じよね。多分…
縁壱「お二人とも素晴らしい戦いでした」
黒死牟「危なかった…元々強かったが、更に強くなられた。お義父さんと同じ時代に在る事を光栄に思います」
槇寿郎「俺もだ!この歳で伸びるとは娘に感謝だな!」
私が「母上との時間も大切にね♪」って言ったら父上は「お前に言われんでも分かっとるわ!」とか言いながら照れてたわ(笑)父上と母上が仲良くて嬉しくなっちゃう♪今日も任務頑張れそうだわ!
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