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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第3章 運命の歯車






縁壱「あぁ、竜から聞いている。だからといってまゆは女子だろう?」

まゆ「昔から私は『日本一の女の侍になる』って言ってたではないですか」

縁壱「それはそうだが…危険だ」

まゆ「それは承知の上です。完全男社会なんで、現実的には難しい…しかし成りたい。鬼殺隊という名目なら侍を名乗れますからね♪」



縁壱は胸を張って言うまゆに呆れるやら、笑えるやら「変わらぬな…」とボソッと呟いた



縁壱「ときにまゆ、お前は影柱殿の継子か?」



縁壱は思い付いたかの様に言う



まゆ「いえ、隼人兄さんはとりあえず最終選別の為に教えてくれただけです。そのような話は聞いておりませんから、継子は多分他の兄さん達ですね」



直接見てはいないが、遠くからでも戦っている気配は感じとれていたのでまゆが大分健闘していたのは間違えない



昔、自分が何となく教えた全集中常中が完璧に出来ている。今の所は柱しか習得出来ていない事が出来ているならば、と縁壱はまゆを継子にしようと考えたのだった



縁壱「私は日の呼吸と云うものを使う。まゆさえ良ければ私の継子にならぬか?」

まゆ「縁壱お兄様の?私などで良いのですか…!?」



まゆは十二年ぶりに会う大好きな兄貴分である縁壱が、自分を継子にと考えてくれた事が堪らなく嬉しかった。しかしその半面、口には出さないが縁壱の顔を見ていると、どうしても巌勝を思い出してしまう為に少々尻込みしてしまう



縁壱「まゆなら私の呼吸を使えるようになる」

まゆ「はい、でしたらよろしくお願いしますします!頑張ります(巌勝さんがチラつく…でも縁壱お兄様は強い。もっと強くなりたい!)あっ、私最終選別に向かう途中だったんで階級は無いんですけど…」



まゆは縁壱が強いのを幼い頃から知っている。縁壱は七つの時、巌勝に剣を教えていた忠義の配下を、たった四発で倒してしまったのを見ていたからだ



縁壱「これだけ出来たのならば選別は必要ない、お館様には私から伝えておく。それと、入隊は少し待ってほしい」

まゆ「えっ…何故ですか?」



まゆには縁壱の言っている意味がわからかった







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