第22章 娘の彼氏
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陽縁「槇寿郎お父さん、こんにちわ!」
槇寿郎「こんにちは。この子が陽縁ちゃんの彼氏なのかな?」
陽縁「はい!彼氏の茄子君です♪」
父上、いつの間に『槇寿郎お父さん』って呼ばせて…そして、その口調は何っ!?
茄子「こんにちわ!よろしくお願いします!おじさん透寿郎に似てる!」
槇寿郎「あぁ、おじさんは透寿郎殿の子孫なんだよ。茄子君よろしくね」
黒死牟「お義父さん、完全に娘の友達と話している感じですね」
そんな口調で私の友達に話した事あったかしら…謎のテンションよね
槇寿郎「茄子君は陽縁ちゃんの何処が好きなのかな?」
茄子「陽縁って可愛くてドジで泣き虫で、おっとりでもシッカリしてて可愛くて可愛い!!初めて見た時に身体が、ブワァーってキュルルルってなったんだ!」
陽縁「私はパァーってなったんだよ♪」
酒とツマミを出し、大人組は飲みながら話している。父上の口調は変わらずだ
縁壱「お義父さん申し訳無い、この二人は独特でして…」
槇寿郎「気にするな、可愛いな二人とも。お前と杏寿郎の幼い頃を思い出す」
まゆ「確かに杏寿郎も茄子君と同じく直感タイプだけどね…」
そんなに似てるかなぁ…案外自分では分からないもんなのかしらね(笑)
黒死牟「ときにまゆ、杏寿郎は帰って来ていないのか?加速空間なら、もう帰って来ていても良かろう」
そうなんだけど…事情が変わったのよね(汗)
まゆ「明日まで延長よ!メドーサが杏寿郎を随分気に入ってね、小竜姫とも合同で教えたいって。アドバイザーに斉天大聖がつくわ!精神統一とか霊気の使い方も教えたいみたいよ」
槇寿郎「やはり若い分、伸び代があるのは確かだ。しかし杏寿郎に霊力なんて有ったのだな…」
縁壱「霊力が大分強いですから覚えて損にはなりません。それどころか霊力が扱える様になれば鬼殺に役立ちますからね」
黒死牟「ほう、どんな利点が?」
杏寿郎と私は母上の胎内で十月十日もの間ずっと一緒に居たから、私の魔力や霊力のモロに影響を受けてしまった。火乃華の加護を血筋に与えられてるから元々強いんだけど更に強くなるわ
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