第22章 娘の彼氏
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陽縁・茄子「ジュース飲みたい!!」
二人とも可愛いっ♡
茄子「おはようございます!こっちの、陽縁パパにすっげぇソォ〜クリな人は誰なの!?」
縁壱「おはよう。久しぶりに会うな。こちらは私の兄上だ」
巌勝さんは「まごう事無き子供だ…」と呟いている
黒死牟「継国巌勝だ…茄子君の事は陽縁の母から聞いている…」
茄子「すっげー!お侍さんみたいで格好良いぃ!」
陽縁「巌勝伯父様は本物の、お侍さんなんだよ♪凄く強くて格好良いの☆」
茄子君は「おじさん、陽縁パパと戦ってる所を絵に描きたい!!個展に出すんだ!俺のアート魂がドドドドドッてガガガガガガッて来ちゃった!」と身振り手振りも付けて熱く語った
黒死牟「あ、あぁ…」
まゆ「茄子君は個展を開ける位の芸術家でね、絵が凄く上手なの!」
縁壱「構わぬが、動きに眼がついて来られるか?」
陽縁「甘いよぉお父さん!茄子君はね〜動体視力が半端無いんだぁ(笑)鬼灯様と白澤様のガチ喧嘩を絵に出来たもん♪」
そりゃすげーわ(汗)スピード的には継国兄弟の方が早いとは思う…だけど、あの二人のガチ喧嘩となると相当よ?
縁壱「ならば描いてもらおう。兄上、宜しいですか?」
黒死牟「うむ、個展を開ける程の実力の持ち主…楽しみだ」
陽縁と茄子君の元から高いテンションが更に上がり「「やったね☆ウェーイ」」と手を叩き合っていた。そのテンションに巌勝さんは唖然としている
黒死牟「今の若者は皆こういう感じなのか…」
縁壱「いえ、陽縁と茄子君が特殊なのです」
縁壱さんは割りかし慣れているせいか落ち着いてるけど、やっぱり内心は呆れちゃってるかしら
まゆ「陽縁、茄子君、喉乾いたでしょ♪オレンジ100%ジュースとマドレーヌっていう洋菓子よ!」
私がオレンジを頑張って何個も搾ったジュースと、またまたアシュタロスに頼んで昨日持ってきてもらったマドレーヌとケーキを持っていくと「いただきまーす!」と言って食べ始めた
黒死牟「子供とは可愛いものだ…」
縁壱「えぇ、微笑ましいです」
巌勝さんと縁壱さんが、モグモグとケーキやマドレーヌを口に頬張る二人を見て和んでいる
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