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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第22章 娘の彼氏






私と杏寿郎の誕生日会をした五日後、陽縁と茄子君の交際は無事に認められた。だけど縁壱さんのみならず、巌勝さんも少々不安になったらしい…






その日、朝から私が腕によりを掛けて昼餉の下拵えやらをしていた。巌勝さんは早くから道場で稽古をしているが、縁壱さんは布団から出て来ない



もうすぐ陽縁と茄子君が屋敷にやって来る時間だ。私は『またか!!』と思い寝室に呼びに行ったら案の定、布団に簀巻状態で包まっていた



まゆ「縁壱さんっ、おはよ♡起きてくださいな!陽縁達が来るわよ?」

縁壱「すまないが具合悪い…」

まゆ「私が何を司る悪魔かご存知?治しましょうね」

縁壱「眠い…」

まゆ「『覚/醒』かしらね」

縁壱「………分かった、起きれば良いのだろう…?まゆは意地が悪い」

まゆ「往生際が悪いのは頂けないわ。分かっててやってるのよねぇ」



縁壱さんは「そんなに言わなくても良いではないか」と言いながら起き上がり、布団を畳んでいる。私は娘達を迎える準備をしに居間に戻った。お客様が来る前に準備を終わらせなきゃね♪



暫くすると縁壱さんが居間に来て座布団に座るが、いつも以上に無表情だ



縁壱「遅い…」

まゆ「まだ約束の時間まで少し有るわよ。普段は、文句言わない癖に」



機嫌は良くないみたいね…再会後に出来た子で、縁壱さんが育てたに等しいから余計に可愛いみたいだし、仕方がないっちゃ仕方がない



縁壱「こういう時は少々早く来るのが通りだ」

まゆ「はいはい、そうね。あっ…」

黒死牟「ん?風呂に入って来た。汗をかいたからな」



なんと巌勝さんが褌一丁で登場、片手には浴衣を持っている。私は嬉しいけど早く浴衣を着てください!



縁壱「兄上、もうすぐ陽縁が来ますので浴衣を着てくだされ」

黒死牟「もうそんな時間か、すまん」



浴衣を着て縁壱さんの隣に座る巌勝さん。そこは母の席だと思うんだけど、私は何処に座ったら良いのかしら…



コンコン



陽縁・茄子「お邪魔しまぁーす!!」

まゆ「いらっしゃい!ささっ、上がって!お茶とジュースどっちが良いかな?」



玄関がノックされ、陽縁と茄子君が屋敷に上がった。元気に挨拶をする二人に癒やされるわぁ〜



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