第21章 私の秘密

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縁壱さんが母に見えてきたのは気のせいだろうか…さっきから料理を小皿に取り分けたり、千寿郎の口を拭いたりと周りの世話を焼いている



黒死牟「では頂こう…」

アシュ「ありがとう！気を使わないでねっ」

千寿郎「義兄上、誠にありがとうございます！」



やっぱり私が『縁壱さんを嫁にください』って言うべきかしら。朱乃さんと忠義さんはとっくに亡くなってるから縁壱さん本人に『嫁に来てください』って言っちゃう？（笑）



まゆ「ねぇ、縁壱さん！好きっ、愛してるっ♡」



気持ちが口に出ちゃった…母上や千寿郎の前で言うのは少し恥ずかしかったわ（照）



縁壱さんは「私もまゆを愛してる。ずっと一緒に居ような」と言って微笑み、私を抱きしめてくれた



アシュ「ヒューヒュー♪ラブいぞぉ〜」

槇寿郎「親の前でよくもまぁ…」

瑠火「お熱い事で何よりではないですか。まゆはとても愛されているのですね」

黒死牟「まゆー！！愛してるぞぉぉぉ」←酔と嫉妬で、ちょっとだけ壊れた鬼ぃさん

杏寿郎「可笑しいと分かっているのだが…悔しいのは何故だ？」←前世が初代炎柱。初代は、実はまゆに惚れていたらしい

縁壱「透寿郎殿の想いは消えていないのか」←呟き。初代炎柱がまゆに惚れていたのは知っている



アシュタロスが酔って余計な事を言わなきゃ良いけどね！一ノ瀬が散々言っているような事しかないけど、幸せな気分に水を注されたくないじゃない？



まゆ「幸せだぁ〜♡巌勝さんもギュッてして♡」

黒死牟「酔い過ぎだ…」

まゆ「ダメ？」

槇寿郎「酔ってなくても変わらんだろ」



首を傾げで聞いてみる。巌勝さんの顔は紅潮していて、表情は甘い甘い男の顔…



黒死牟「むっ…駄目なわけが無かろう…」

まゆ「巌勝さん好きぃ♡ それと父上、流石です！私は酔っても酔わなくても変わりません！！」

槇寿郎「胸張って言えるのが凄いというか何というか…」

アシュ「まぁ、巌勝君と縁壱君に出会う前なら有り得ないけどねぇ〜。今みたいに脳味噌が溶けた様なキャラじゃなかったよ？何せドS女王様を地で行く様な子だったからね〜（笑）幸せそうで良かったよ！！」



そこの脳味噌パラパラ魔神、言い過ぎよ！！



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