第21章 私の秘密
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縁壱「アシュタロス様、お久しぶりでございます」
アシュ「縁壱君!元気そうで何よりだね♪あっ、君が巌勝君かい?」
黒死牟「はい、妻共々よろしくお願い致します」
其々自己紹介を済ませて食事をしていると、アシュタロスは自分のアストラルサイドが何かを取り出した
アシュ「宜しければどうぞ!私のオススメの洋酒です☆お口に合えば幸いです!」
まゆ「これ…凄く美味しいやつ!!流石アシュタロスね!」
槇寿郎「ありがとうございます。開けても?」
父上は酒好きだもんなぁ…『桃源郷』や『獄炎』も気に入って、定期的に頼んでくる位だもの。まっ、洋酒にハマっても大丈夫!私の城には洋酒コレクションがタップリあるから♪
アシュタロスが「どうぞ!」と言いコルクを開ける為のオープナーナイフを渡し、父上は随分と悪戦苦闘している。結局は見兼ねた縁壱さんが開けた
槇寿郎「開け方を憶えねば!」
まゆ「そんなに気合い入れなくとも開きますよ(汗)」
縁壱さんは城で飲み慣れているから問題なし。父上と巌勝さんは、いよいよ洋酒デビューである!反応が楽しみだな♪
槇寿郎「香りが良いですな…フワッと深い感じがする」
アシュ「これはウイスキーといって、トウモロコシや大麦などの穀物が原料でして、糖化させてから醗酵と蒸留をしたものです!」
父上が恐る恐るウイスキーを口に含んだ
槇寿郎「うっまっ!美味い!!味はキツめだが、鼻に抜ける香りが甘く感じる…」
アシュ「分かってくれて実に嬉しい!!」
まゆ「そうなの?私って酒なら何でも良いからよく分かんないのよね」
杏寿郎「酔えれば良いとは危険だな!!俺も何か頂こう!」
黒死牟「まゆは酒を味わう事を基本的にせぬからな…」
別に酔えれば良いわけじゃないっての!美味しかったら良いのよ♪っていうか味わってるわよ!超高速で!!
縁壱「兄上、こちらは赤ワインといって、凄く香りも口当たりも良いですよ。杏寿郎も飲むならワインにしておきなさい。一気に飲むでないぞ?」
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