第21章 私の秘密
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実は、私は自分で加速空間を作れる。でも妊娠中は魔力の制御が甘くなるから、大きな事をするのは危ないの。だから、その時は斉天大聖に加速空間を頼もうかと思ってるのよ
杏寿郎「俺も行きます!」
縁壱「駄目だ。まだまだ未完成な杏寿郎にはさせられぬ」
確かに縁壱さんの言う通りなのよね。でも小竜姫って自分と同じ実直タイプが好きだから、その場で杏寿郎に合った修行メニューを組むとかする筈よ
まゆ「うーん…杏寿郎なら鬼門の試しは絶対に通るから資格は有るんだけど…行くのであれば、危なかったら私が止めるわね」
杏寿郎「止めるのは駄目だ。それでは意味がないだろう!!」
そこに意味はあるわよ。これだから脳筋は!!
まゆ「それなら小竜姫ではなくて、メドーサに実践形式で修行をつけてもらうか…彼女は私の言う事聞かないから止まらないし」
杏寿郎「メドーサ殿という方は強いのか?」
まゆ「私の部下でね、剣や刺又を使うのだけど彼女は戦いの中で作り上げられたプロよ!正直言うとルールの無い戦いならば小竜姫よりも強いわね…」
メドーサに「忙しいのに手間を取らせるんじゃないよ!」ってキレられるのは私よね。覚悟しよっ(泣)
杏寿郎「では、是が非でもメドーサ殿に修行をつけていただきたい。頼めるだろうか!!」
縁壱「大丈夫なのか?メドーサ様は、かなり厳しい方だろう…」
まゆ「大丈夫よ。向上心の有る子は大好きだから殺しはしないわ!『治/癒』の文珠は渡しておくし」
黒死牟「杏寿郎は戦闘狂では無かろうに…ましてやまだ若い、焦る必要はないのでは?」
脳筋だからよ。貴方達と同じだから心配してないわ!心配するだけ、待ってる女子のHPが削られるのよ(泣)
それに、メドーサとの修行の方が杏寿郎には合ってるかも…ただの感なんだけどね
まゆ「上弦や鬼舞辻と戦う事を視野に入れるのであれば、メドーサ以上の適任者は居ないわ。土壇場でも何を仕掛けてくるか分からないからね」
縁壱「若い故に柔軟性は有るだろうが心配だ…」
槇寿郎「なーに、煉獄家の男はそんなに軟ではない」
黒死牟「それはそうですが…。杏寿郎、無理をするでないぞ?」
杏寿郎「はい!!俺はもっともっと強くなり、己の責務を全う致します!!」
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