第21章 私の秘密
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瑠火「しかし、これだけは約束してほしいのです。作らない様にしていても出来る事はあります。ですが、決して小さな生命を殺すという選択だけは無きように…」
黒死牟「お義母さん、私達の大事な子を堕ろすなど有り得ませぬ。二度と子を手放したくは有りませぬ故…」
縁壱「お約束致します」
巌勝さんも縁壱さんも、超子煩悩なパパなのは分かってるから安心だわ!
槇寿郎「産まれたら誰が世話をするんだ。まゆは早々に復帰したがるだろう」
父上〜まだ出来てもないのに気が早いわよ!
縁壱「やはり私が鬼狩りを辞めて世話を…」
槇寿郎「戦力がなぁ」
まゆ「巌勝さんも縁壱さんも、超戦力だから鬼狩りを辞められちゃぁ困るけどさぁ…まだ出来てもないよ?」
瑠火「家で育てますから、心配をせずとも大丈夫です」
母上までどうしたの!?
黒死牟「お義母さんに見ていただければ安心ですが、ご迷惑になりませぬか?」
だぁ〜かぁ〜らぁ〜気が早いってば!!
瑠火「迷惑だなんてとんでもない。子は宝、皆で育てたら良いのです」
槇寿郎「それならまゆが産むまで大人しくしていられるかが問題だな」
縁壱「美月の時は大人しくしておりましたが、今回は見えませぬ。記憶と魔力で何とかなると思っている節がある…」
言いたい放題来たぁー!おかげで泣きそうだわ!
千寿郎「私も赤ちゃんの世話をしたいです!!」
杏寿郎「俺も協力するぞ!!」
千寿郎が赤ちゃんの世話とか可愛いしかないじゃん!お姉ちゃんが鼻血による死を迎えるよ☆杏寿郎は力の加減出来るのかな?湯呑みを握って破壊とかあったから怖いわ…
まゆ「皆落ち着いて!!まだ出来てもないでしょう?それと、今の現状で出来たら産むのは加速空間に入るから、こっちの体感で出来てから数日で産まれるわよ」
黒死牟「楽しみが無くなるから止めてくれ…」
槇寿郎「まったくだ!俺の孫だぞ、孫ぉ!」
孫だから何よ!ボゼの件で何か思う所が有ったのかしら…
縁壱「私も反対だ。まゆは妙神山にでも行くつもりだったのか?」
縁壱さん神魔に詳しくなり過ぎよ!母上が微笑んでいるけど、それが怖いのは気のせいでしょうか
今日の母上は威圧感が凄いけど、如何したの!?
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