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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第21章 私の秘密






千寿郎は私にしがみ付き「姉上はお嫁に行ってしまわれるのですか?」と目を潤ませている。「今と状況は変わらないよ。いつでも会えるわ」と言うとホッとした顔で私の胸に顔を埋めた



千寿郎が可愛い!ひたすら可愛いわ!



っていうか父上返事遅くね?



巌勝さんと縁壱さんの顔には不安の色が見え始める。私も不安で下を向いてしまった



と、その時「ゴホンッ」と父上が咳払いをした



槇寿郎「巌勝、縁壱…至らない娘だが幸せにしてやってくれ。巌勝、二度とまゆを手放す事のないよう頼む!」

縁壱「はい。今まで以上に寄り添って生きていきたいと思っております」

黒死牟「誠にありがとうございます。まゆが嫌だと言っても離れませぬ…」



ここは男同士の話だから、私が口を出せる様な雰囲気じゃないわね



槇寿郎「あーそれと…子作りはまだするな。身体の関係は構わぬがな」

まゆ「なんでっ!?子供欲しいのにぃ」



あれっ、私って黙ってられない子だったのね。杏寿郎ですら黙って聞いてるのに私ったらもう!もしかしたらL様は私を口から創ったのかしら…



怖っ!想像したら大分とホラーだったわ



黒死牟「お義父さんの言う通りだ。お前が戦線を退けば、どれだけ鬼殺隊が不利になるか…」

槇寿郎「お前は十年前、鬼舞辻を倒したいから転生して来たと言ったな。だったらやり通すべきだ」

縁壱「まゆには、それだけの力がある」



妙神山に行けば、斉天大聖が居るから加速空間が出来る。そこに入れば出産まで直ぐなのになぁ…まっ、でも言わない方が正解ね



瑠火「まゆ、『初志貫徹』と云う言葉を知っていますか?」



今まで静かに見守っていた母上が私に問いかけた



まゆ「はい。意味もわかります…」

瑠火「五歳の貴方が私達に言った言葉を信じています。どんな形であろうと煉獄家の子として、まゆが『初志貫徹』をする事を願っていますよ」

まゆ「わかりました、初志貫徹を目指し頑張ります!」



母上にそこまで言われたら今は諦めかしらね。子供は鬼舞辻を倒してからイーッパイ産もう、と心に決めた



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