第21章 私の秘密
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縁壱「では、これならどうでしょう。今宵から御息女と夜の営みをします。と、宣言してしまえば良いのでは?」
黒死牟「ふむ…それに付け加えよう。必ず絶頂に導きます故、何卒容赦して奉り候」
縁壱「良いですね。流石は兄上です」
うん、違う!!
まゆ「二人とも待って、愛の営みをするのに父上の許可は要らないわよ!そこは、息女殿を大奥に願いたもうぞでしょう?」
縁壱「私達は大奥など作らぬぞ?」
黒死牟「まゆだけ故にな。あっ…結婚か…」←照れている
あれだけ卑猥な話をしておきながら結婚で照れるのは何故なの?
まゆ「娘さんを嫁にくださいって言えば良いじゃない。普通で良いのよ」
嫁入り道具とか揃えなきゃ♪
まぁ、屋敷はここで良いんだけど一応ね!
縁壱「私達は四百年も前から夫婦だろうに…」
黒死牟「ふむ…まぁ、既に貰っていると言えばそうだな。だとすれば不要な挨拶ではある…」
まゆ「父上と母上の気持ちも汲んであげて!」
最近は西洋式で愛を誓うのが流行りらしく、ガラス越しに見た真っ白なウエディングドレスを着たいのよ
その隣にはタキシード姿の巌勝さんと縁壱さん…ベールアップをしてもらって誓いの口付け♡
黒死牟「それもそうか…お義父さんとお義母さんに、まゆの白無垢姿を見せねばなぁ…」
縁壱「そうなると貰いに行く過程は外せませんね。是非とも盛大に式を挙げましょう。お恥ずかしながら私との時は祝言をしておりませぬ故、出来れば白無垢姿が見たいですから」
はっ?
何で白無垢?巌勝さんとの祝言で着たから満足だわっ
今回は違う、違うのよ!
まゆ「教会でウエディングドレス…」
黒死牟「西洋式が良いのか!?わかった!」
縁壱「まゆはドレスも似合うから楽しみだ。しかし、誰に誓うのかが問題になってくるな…」
まゆ「神前で式を挙げても、神に誓うのは変わらないわよ」
うーん…キーやんとサッちゃんかしらねぇ
黒死牟「あまり深く考えなくて良いのではないか?まゆの存在が存在なのだから」
それもそっか♪巌勝さん頭が良いわ~
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