第21章 私の秘密
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【火乃華や他の竜族達と話をつけてから一年後】
今日は私の誕生日イブだ
本部に用事があったので、現在本部の廊下を上機嫌でスキップしている
まゆ「うふふっ、うへへっ…」
宇髄「お前派手に気持ちわりぃな」
明日は待ち望んだ十五歳の誕生日、遂に『あーん♡』や『こぉーんな』事が解禁されるのです!
まゆ「あんっ♡縁壱さぁんソコはダメよぉっ!巌勝さんの大きいよぉ♡フハッ」
宇髄「お前なんだあれか、ド派手に秘め事をしたいんか!?ならよ、俺の洗練されたテクで天国へ導いてやる!!」
まゆ「もっとしてっ♡なんちゃって♪アハハハハハ!!」
宇髄「おい、聞いてんのか!?」
はっ?誰よ私の良い気分を壊す奴は!!
まゆ「あ"っ?アンタ誰よ」
そこに居たのは、私のダーリン達よりも少し背丈が大きな筋肉ダルマだった
宇髄「俺様は宇髄天元っつー祭りの神、階級は甲だ!鬼殺隊随一のド派手な色男っつーのは俺様の事よ!!」
まゆ「そんな神は聞いたことないわ。私は煉獄まゆ、光柱よ。で、何の用かしら?」
筋肉ダルマが色男なのは認めてやるわよ。でも巌勝さんと縁壱さんの方がもぉーっと色男なんだから♡
宇髄「俺との身長差よ…派手にコンパクト柱だな(笑)まゆ、これからヨロシクな!」
まゆ「天元ね、よろしく。言っとくけど身長差については悔しくなんかないからね。私の彼氏は天元と同じ位だから慣れてるしっ!!」
巌勝さん達には「小さくて愛い」って言われるもん!えっ?気にしてるんじゃないかって?そっ、そそっそんな事ないわよ…
宇髄「派手に気にしちゃってんじゃねーの」
あと五cm欲しかったなんて思ってないわ!
まゆ「ところで何の用なわけ?妄想しなきゃいけないから忙しいんだけど」
宇髄「彼氏も妄想か!?かーっ、地味過ぎ(笑)」
まゆ「失礼な、彼氏は妄想ではない!!彼氏と事を致す妄想よ!!オーホッホッホ」
宇髄「そうかそうか、可哀想にな…」
えっ…彼氏は妄想じゃないよね?今朝も抱き合ったり口付けしたりしたわよっ、そうよ妄想じゃないわ!
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