第21章 私の秘密
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槇寿郎「娘がお世話になっております。娘とはどれ位の付き合いなのですか?」
ルシファー「んー…十二万年位か?だよな」
まゆ「まだルシファーが天使長だったから、それ位じゃないかしら…確かミカ坊が思春期大爆発してた頃だったわね!」
お互いの事は何でも知ってる、と言い切れる位に付き合いは永いし深い。私は、こんな性格だから敵を作ることも多々あった。それでも側に居て寄り添ってくれたのがルシファーだった
ルシファー「おぅ、出会いは神魔中立地帯だったな!お前いきなり泣いてて焦ったぜ(笑)」
まゆ「あれは…まぁ、メドーサをスケープゴートにしたポセイドンと…何だっけ…あ、マリスが悪い!」
※この話の神話は90%捏造ですから憶えたらいけません
黒死牟「仲が良いのだな…」
槇寿郎「失礼かと存じますが、天使長などと云う偉い方が何故に堕天を…」
父上って意外に好奇心の塊よね。巌勝さんも言っていたけど、まるで少年みたいだわ!
ルシファー「当時の俺は自分の力を過信しててな、創造主になり代われるんじゃねーかって思って反逆を起こした。まゆと同じ存在になりたくてよ」
まゆ「余計な事を言うんじゃないのっ」
ルシファーは「悪りぃ悪りぃ冗談だっつーのwww」とケタケタ笑っているが、求婚された事実がある為に笑えなかった
黒死牟「そう…なのか…」
あーっ!ほら、巌勝さんが沈んじゃってるじゃないの!
まゆ「私とルシファーはただの友達よ!ほらほら、ご飯できたから食べましょっ」
黒死牟「それなら良い…」
ルシファー「相変わらずだな。まっ、果てし無く無理目な女だもんなぁ」
そんな良いもんじゃないわよ
まゆ「で、今日は何の用なのかしら?」
ルシファー「あー…縁壱」
縁壱「はい…」
ルシファー「鬼殺して良いぞ」
まゆ「はっ?」
どうなっちゃってるのよ!?わけが分からないわ。皆固まってるじゃないの!
ルシファー「これは俺の判断だが、キーやんのパパは黙認すると通達が来た。ただし!目立つなと云う事と鬼舞辻と直接対決は無し。雑魚鬼は殺って構わないが『まゆに阻害の術を掛けてもらえ』との事だ。事実上は神魔が認めた事になる」
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