第21章 私の秘密
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黒死牟「ん?縁壱は私以上にハッキリ言うぞ。お前は縁壱が何か言う前にガードしていたのだろうが、まゆが居なければ自分で断っていたのは記憶にある」
縁壱「まゆは信じてくれないのか?」
えっ!?そんなの聞いてないわよ。私も縁壱さんに問い質したりしなかったけどさ…
槇寿郎「自分の夫を信じられないのか、お前は。それに乗る男も居れば乗らない男も居る!因みに俺は一切乗った事無い!!」
まゆ「乗ったとか言ったら滑らかな私の口が、母上に速報告だったわよ」
父上は「お前って性格悪いよな」と私に言う。言われ慣れてるから気にしないけどね!あはははは
黒死牟「確か縁壱は『私には愛する人が居る。悪いが貴女に一分の興味も無い』とか言っておった。その女性は泣いたな…」
まゆ「嬉しいけど、やんわりなイメージどこ行った」
縁壱「兄上こそ『まゆしか要らぬ。今すぐ立ち去れ醜女』って言ってましたね」
槇寿郎「果てし無くキツイな!まゆは助けた男に誘われることは無いのか?まぁ、誘う男は居ないか(笑)」
嬉しいけど嬉しくない。これは何のアピールタイムなの?
まゆ「今も昔も有るわよ!」
黒死牟「今すぐ鬼殺隊を辞めような。その分、どうにか縁壱が鬼殺をしたら良い」
槇寿郎「わざと鬼に出会いに行くとかな」
縁壱「まゆが、誘いに乗るわけがない。嫌は嫌ですが…」←本来の気質を、合コン現場に乗り込んだ時に見てから気が強いのを再確認した男
そうよ、私は神魔界にて『堅い・キツイ・怖い』と称される女ですからね!
まゆ「縁壱さんの言う通り。億年処女は伊達じゃないわよ!」
槇寿郎「モテなかったのか。可哀想な我が娘」
父上、今なんと?聞き捨てならないわ!私の言葉の選択肢も間違いなのは認めるけど「可哀想」は無いっ(泣)
まゆ「はっ、神魔界や人界において、男からの誘いなんて腐る程あったわよ!」
黒死牟「ほぅ、そんなにあったのか…」
縁壱「兄上、心配ならさずともまゆは大丈夫ですよ」
槇寿郎「嘘だろ。お前性格最悪だし(笑)」
それを娘に言っちゃう!?
父親に言われると少々どころか、チョーベリー傷つくっ(泣)
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