第21章 私の秘密
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耀哉「何故に縁壱まで神魔の規約に?条件としては一ノ瀬と同じだよね」
縁壱「まゆの夫としての立場がございます。そして私は今、陰と陽の陽を司る神魔中立の長ですので…」
縁壱さんに余計な役職つけたのは誰よ。お仕置き決定だわ!あっ、でも話逸れたから万事OKかしら
耀哉「わかったよ。縁壱の事も考えずに、私事でごめんね」
縁壱「いえ、折角お館様が誘ってくださったのに申し訳ありません」
耀哉「謝らないでほしい。まゆと巌勝をよろしくね」
縁壱「はい。私の全力を持って支えて参ります」
縁壱さんったら凛々しいわ♡
耀哉は「頼もしいね」と、縁壱さんに笑いかけた。父上は何やら難しい顔をしている
まゆ「耀哉、縁壱さんは私の嫁だから!危険に晒させないから!」
耀哉「プッ、まゆが縁壱の嫁じゃなくて縁壱がまゆの嫁なのかい?確かにまゆは男らしいけど(笑)」
縁壱「私は夫が良い…」
槇寿郎「縁壱、娘がすまん。あれは少々どころか大分頭が可笑しい。全ては父である私の責任だ」
黒死牟「縁壱に会って危険なのは鬼だろうに…」
ちょっと和んだヤッタァ!!
こうして無事に耀哉に守護使い魔を授けた私達は「またね」と、約束をして屋敷に帰った。巌勝さんの月柱就任の場は来週の曜日頭に行われる予定だ
槇寿郎「ふぅ〜…心臓止まるかと思ったぞバカ娘。お館様と友達になるだなんて」
まゆ「ごめんごめん!言わずには居られなかったのよ」
縁壱「頂点であるが故の孤独は我々には分かりませぬ。まゆは御館様に、在りし日の自分を重ねて言ったのでしょう。とても優しい子ですから」
黒死牟「元からまゆは思った事を言わねば気が済まぬ性格だろう」
そんなに昔から口に出す子だったっけ…?あっ、言い忘れてた!
まゆ「そうだ!巌勝さん、危険なのは縁壱さんよ!助けた女に言い寄られるから昔どれだけ私がガードしたか!!巌勝さんはハッキリ断るから大丈夫な気がするけどさ」
『今夜は怖くて一人では眠れません…そばに居てください♡』とか言った女が多数。怖いのはアンタ等だっちゅーの!!私が居るのが見えないのか!ケッ
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