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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第20章 LOVE×中毒





それから数ヶ月後の事、これ迄に無い大事件が起こってしまった。朝からビックリ仰天なんだこりゃ!?



黒死牟「少々早いが、でかしたぞ!」

縁壱「兄上、私達は覚悟を決めなければなりませぬ」

まゆ「いや待って、どう考えてもおかしいでしょ!昨日までこんなじゃなかったわよね!」





千寿郎が昨日の夜から熱が下がらず、父上が朝から文珠を貰いに来たのだ。父上は現在、居間で慌てている私達を見て激怒中である



何が起きたかって?



朝起きたら私の腹が臨月になっていたのだ。お腹の赤ちゃんは元気に私を蹴っている



うん、蹴ってるのよ。赤ちゃんが



槇寿郎「手を出すなと言った筈だが……これは一体どういう事か、どっちの子なのかハッキリしろ!!」

まゆ「落ち着いてよ!説明するから…」

黒死牟「最後までは、しておりませぬ」

縁壱「私もです。ですから出来る筈がないのです」



そう、出来るわけがない。では何故か……



槇寿郎「まゆ、どうなんだ!!」

まゆ「三人とも落ち着いて聞いてね。どっちの子でもないわよ」

黒死牟「相手は誰だ、名前を言え!叩き斬る!!」

縁壱「鬼殺隊の男か…?」



なんて説明しようかしらね…この手の事は一ノ瀬の方が詳しいのだけど、生憎昨日の夜から居ない。お館様の呪の根源を探しに行ったのだった。呪の件は私がどうにかしようと思ってたけど、一ノ瀬に「お前じゃ心配だ」と却下されたのだ



まゆ「私の子でもないの…」



男性陣は『はぁっ!?』という顔をして私を見てるけど、気にせずに説明を続けた



まゆ「これはボゼといって、赤ちゃんの生命の源の様な存在なの。何かの手違いで身体から抜け出てしまって、私のお腹に宿ったみたいね。抜け出てしまったボゼは、ボゼ喰いに狙われて逃げて来たんだと思うわ」

黒死牟「赤子の魂の源…その赤子は今、身体が無い状態なのか…」

槇寿郎「どうしてまゆの中に?」

縁壱「まゆの中なら安全と云う事。魔力のおかげでボゼ喰いが近づけぬのかと」



縁壱さん正解。ボゼ喰いは私にビビってんのよ



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