第20章 LOVE×中毒
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まゆ「巌勝さん、ありがとう。きっと今日の事は実弥の力になるわ!それにしても、あの子ったら本当に子供よねぇ」
黒死牟「思春期なのだろうな…」
そう言うと巌勝さんは、私を強く抱き締めた。ぶっちゃけ痛い…言わないけど
まゆ「いきなりどうしたの?」
黒死牟「なんでもない…」
巌勝さんが『思春期坊や』みたいになってしまっている
黒死牟「なぁ、茶屋に行かぬか?」
まゆ「良いけど、お茶飲みたいの?」
意図はわかる。巌勝さんは連れ込み宿に行きたいのよね。そんな場所に行ってしまったら、お互いに歯止めが効くかしら?恐らく無理よ!
黒死牟「違う。分かっているくせに、意地が悪いな…まゆは…」
まゆ「縁壱さん曰く『まゆは魔族に戻ってから意地が悪い』らしいわよ」
私だって巌勝さんにイッパイ触ってほしい。心だけじゃなくて身体も愛されたいのよ
黒死牟「接吻だけだから…あとは指一本触れない。裸を見せてほしいだけだ」
それが苦痛なのですが何か?草食系男子になれとは言わないけど、私の事も考えてほしいなぁ〜なんて思う
まゆ「今日の夕方したわよ?」
黒死牟「それでも見たい」
まゆ「うーん…じゃぁ縁壱さんも一緒にね!」
黒死牟「嫌だ!私だけに見せてくれ…」
本当にどうしちゃったのよ。再開してからは、ある意味素直だと思う
黒死牟「ほらまゆ、寝転んで股を開け…」
結局は了承して連れ込まれちゃう私も私よね。更には言われるがまま…
まゆ「うん…」
巌勝さんはに覆い被さるようにして私の顔の横に片手を着く。そして私の身体を眺めながら、もう片手で自分を慰めている
黒死牟「もっと胸を見せぬか」
まゆ「はい…」
私は隊服Yシャツをガバッと開けて胸を見せると、巌勝さんは「可愛らしい…」と呟いた
まゆ「意地悪はどっちよ…」
黒死牟「まゆは意地悪なのが好きなのだろう?言え、ほら!」
まゆ「好き…まゆは…意地悪されるのが好きです……」
恥ずかしさのあまり涙が流れてきた
仕返しは絶対してやるから!!
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