第16章 私の我儘【天国地獄魔界編】
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雅勝・理壱「「父上!持って参りました」」
縁壱「ありがとう。変わった双六だな」
蓬「お義父さん、それ鬼灯が作ったやつです……」
まゆ「面白そうね、ある意味…」
鬼灯の作った双六など嫌な予感しかしないが、雅勝と理壱は「蓮実は将来立派な獄卒になる!」と言う。ならば、やってみようという事になった
雅勝と理壱は二人で最近ハマっている双六【ZEUSと星座〜動物に変身したら許されると思った〜】をするらしい
蓮実「目は六だぁ!じぃじ読んで!」
縁壱「うむ…。手始めに閻魔大王を釜茹でにする。これは獄卒関係あるのか?」
蓬「鬼灯らしいと言うか、何と言うか…」
美月「鬼灯様は上司にも厳しいからね(汗)」
まゆは参加せずに、白澤の私有地から持ってきた大吟醸を飲みながら見守っていた。次は美月がサイコロを振る
美月「次は私か、えーっと…衆合地獄にて『どスケベマダムズ』に混ざって鞭を振るう…」
まゆ「クスッ、お香ちゃんが考えたアレね」
蓮実「じぃじ、どスケベマダムズってなぁに?」
縁壱「蓮実は、まだ知らなくて良い…」
そこから何周か順番が回っていくが、内容が内容だけにメンバーは1回毎にドン引きしている
ーここから会話文スタートー
蓬「俺は…六時間掛けて天国に穴を掘って、節操無しの神獣を地獄へ落とした。愉快なのでもう二マス進む。二マスと…えーと、淫獣シロサワをボコる…」
美月「白澤さんの事だよね」
まゆ「私情だらけじゃないのよw」
縁壱「次は私か。目は二だな…雉のロケットランチャーが天邪鬼にクリーンヒットし、どさくさに紛れて金棒をぶつける。亡者が怯えて白目を剥いたので追討ちをかける。…何とも言えぬなこれは」
蓮実「一だぁ!今度は、お母さん読んで!」
美月「はいはい…えっえぇ?はぁ〜、読むね…生前邪淫をはたらいた亡者に鬼狩りの刀を持った獄卒の女性がセクハラをされ、ブチ切れて亡者を滅多斬りにする。実話じゃん!」
縁壱「美月が勇敢で、お父さんは真に嬉しい…」
まゆ「流石は縁壱さんと私の子♡」
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