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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第16章 私の我儘【天国地獄魔界編】






鬼灯「縁壱さんが神魔どちらかにもならないのであればまゆさんが空(から)の使い魔を創って、その使い魔と同化すれば良いのです。貴女なら属性を付けずに創れる筈ですから」

まゆ「わかったわ!じゃぁ創るわね♪」

縁壱「そんなに簡単に出来るものなのか?」



鬼灯は縁壱に「まぁ、創造は得意分野ですよ。まゆさんは過去に神族の頂点と共に、大規模な創造をしてますからね」と言う。しかし、縁壱には何の事かが、さっぱり分からず首を傾げる



まゆ「鬼灯君、余計な事は言わなくて良いのよ?カオス・ワーズを唱えるから、二人共ちょっと離れてね」

鬼灯「わかりました、縁壱さん下がりましょう」

縁壱「はい」



まゆによる、空の使い魔創造タイムが始まった



まゆ「母なる混沌の海よ、我が力もて、新たなる息吹を生み出さん!闇よ光よ、我が手に集いて、空なる器よ今ここにあれ!」



まゆの力ある言葉と共に、掌から丸く真っ白な何かが生み出された。縁壱はまゆを唖然と見つめており、言葉もない。鬼灯は話に聞いていたものの、実際見るのは初めてらしく、ゴクリと息を呑む



まゆ「縁壱さん、これを貴方の中に収めるわね」

縁壱「あ、あぁ…」



まゆは丸く真っ白な何かを縁壱の前まで持って行くと、再びカオス・ワーズを唱えた



まゆ「我、混沌の龍、まゆの名において、汝、継国縁壱に我が使い魔の器を与えん、汝の身体となりて力となれ!!」



空の真っさらな使い魔の器が、縁壱の身体に吸い込まれるように、ゆっくりと入っていく。淡い光を放つ属性も精神も持たぬ空の器は、やがて霊体である縁壱に溶け込んでいった



縁壱「ん…ふぅ…まるで人であった時の様な…」

鬼灯「肉体ではない身体ですが、亡者とは違う感じでしょうね」

まゆ「亡者のように霊体だけで構成されているわけではないから多少違うわよ。亡者は剥き出しの霊体だけど、神魔は霊体が皮を被っているような物。縁壱さんの霊体に皮を被せた感じね、多分…」



実の所はまゆも、あまり分かっていないので、自ずと説明も曖昧になってしまう



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