第16章 私の我儘【天国地獄魔界編】
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縁壱とまゆは、非リア充を空気だけで殺せる程の空気を醸し出しながら、寝室へと続く長い長い廊下を歩いている
まゆ「ねぇ縁壱さん♪」
縁壱「ん、そんな可愛い顔をしてどうかしたのか?」
まゆ「えぇ〜、言えなぁい♡」
縁壱「言わねば分からぬ故に、何もしてやれんのだが…してほしい事が無いのなら今夜は寝てしまおうか」
まゆ「縁壱さんの意地悪ぅ!まゆ、泣いちゃうからぁ〜」
縁壱「ならば言ってみろ。まゆは私に何をしてほしいのだ?」
まゆは上目遣いで頬を膨らませている。勿論、縁壱の意地悪は、ワザと中のワザとだ
まゆ「うんとねぇ…縁壱さんに抱いてほしいなぁって///」
縁壱「誰を抱くのだ?」
まゆ「えへっ♪まゆを抱いて♡ダメ?」
縁壱「ダメなわけあるか、私もまゆを抱きたくて仕方がない。淫らで可愛らしい、お前を見せてくれ…」
遥か古からの付き合いの者が今のまゆを見たら『えっ?誰?まゆ様?はぁっ?誰かと中身入れ替えでもしたの?』と、パニックになってしまうであろう。もしかすると、見てしまった者は正気には戻れないかもしれない程の事態なのである
まゆ「ここが寝室よ♪」
縁壱「下に敷く布はあるのか?」
まゆ「もぉっ縁壱さんったら助平なんだからぁ♡」
縁壱「布団を濡らしてしまうのはまゆだろう?」
寝室に着いた二人は直ぐにBed inして服を脱ぎだした。約八年ぶりとはいえ少々がっつき過ぎではなかろうか
まゆ「あんっ♡ソコはまだダメよ♪」
縁壱「ふふっ、もう濡らしておるくせに。まゆは相変わらず愛いな…」
二人の官能的で激しく、エゲツない程の長い夜が始まった
幸いにも城は広く壁やドアは分厚い。特に寝室は防音に優れている為、まゆの『大音声喘ぎ声対策』は、バッチリである。縁壱も安心してまゆとヤリ倒す事が出来るであろう
もっとも人界に居た当時、二人が近所や子供に配慮していたかどうかは定かでは無いが…
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